カール ラガーフェルド/ Karl Lagerfeld 1
2019年2月19日、世界的ファッションデザイナー
カール・ラガーフェルド氏が逝去されました。
とっても、とっても悲しいです。
カールは私が愛してやまないデザイナー、
2人のうちの1人、、、
もう1人はガブリエル・ココ・シャネルです。
10代の時にココ・シャネルの生き方を知り、
ファッションに興味を持ち、影響を受け
「働く女性」になろうと思いました。
スタイリッシュに働く女性になりたいと、、、
その”シャネル”のデザイナーだったカール、、
バブルの頃はシャネルやフェンディを
好きなブランドとして、ただのお客として商品を購入し、
そのブランドのデザイナーとして
雑誌やTVで見ていたカールでしたが
私が40代なって、その憧れの存在と
同じフィールドでお仕事ができるなんて
想像ができたでしょうか?
これの写真はローマのFENDI本社でカールがNIGOさんを撮影した時のもの。
2006年に私がFENDIに入社してすぐに
プロデュースした「B.MIX」のイベントでは
NIGOさんにお仕事を依頼し、以前の国立競技場に
一夜限りのクラブを作り、NIGOさんのお友達の
カニエ・ウエストにパフォーマンスをしてもらったのですが
その時、来日できなかったカールがNIGOさんを撮りたい、、、と、、、
途中でFENDI本社ビルの前をローマ法王が通ったのですが、
撮影を中断して見物するカール様、
この時、カールは私の写真を撮ってくれたのですよ!笑
バルコニーでの楽しい時間でした~
撮影終わりにみんなで記念撮影したのですが、( 現ルイ•ヴィトンのCEO Michael Burke , NIGOさん、フェンディのデザイナー Silvia Fendi, Karl Lagerfeld,という
錚々たるメンバーの中にミソッカス的な私ですね)
最後にカールが「僕は座るね!」とこんな構図の写真に
なりました~(ライトが強すぎてボケていますが、、)
凄くリラックスしているカール、、良い思い出です。
翌年の2007年に私がプロデュースに関わった万里の長城での
FENDIのファッションショー、、
小山薫堂さんから頂いたアイディアから膨大な資料を作成し
1年掛けてローマの本社にプレゼン、、
何度も企画を作り直し、北京に行き、中国政府と折衝し
やっと世界で初めてのファッションショー実現にこぎつけました。
(左のモデルさんの左下に見える白いコートの女は私です!↓)
世界中から集まったセレブ達が世界遺産で
行われたファッションショーと
アフターパーティに酔いしれた、私の
キャリアの中でも最高の成果物が残せた
イベントでした。
アフターパーティでのカール、、
カールにとっても記憶に残るイベントで
あったら幸せです。
ほんのちょっとではありますが、
でも確実にカールと一緒にお仕事ができた事を一生忘れないでしょう、、
私にとってのスーパースター、、
もう、その姿を見る事はできないけれど
私の中には行き続ける大切な存在です。
MARI