バンコクに移り住んで間もないタイミングで爆弾テロが起きました。
日本で言うと渋谷のスクランブル交差点のようにメジャーな場所で、誰もがショックを受けています。
祠の近くでお供え用のお花を売る明るい笑顔のおばちゃんや、
家族で楽しくそぞろ歩いていた人々が犠牲者です。
自分の主張を通したいという事を、どうして無差別殺人という行動につなげるんだろう?
そんな事をしても欲しい結果を得る近道にはなりえないし、
報復によって身内にも犠牲が出るし、キリのない不幸の連鎖を生むだけなのに。
通り魔や学校での銃乱射などは、主張というよりも自分の不幸を他人や社会のせいにして、
みんなを恐怖に陥れたいとか自分よりさらに不幸な人間を作りたいという動機だったりします。
本当に殺人趣味じゃないかぎり、
根底は「自分だって幸せになりたい」という事だと思うのです。
それぞれに与えられた境遇は不公平です。
でも、人生を恨みやマイナス方向に費やすのではなく、
悔しくても正攻法で前進させる方が状況的にも精神的にもよい結果をもたらすと思う。
ネガティブの奴隷となった人生は空しい。
当面 人混みや象徴的な場所を避けなければならないのは残念ですが、
ブルーになっても仕方ないのでこれを機に 家活 (語学とお料理の練習と読書)に
励むとします。
そしてまた明るくて素敵なこの地のことを紹介します。
それから一つ大事なことを自分の心に。
これから誰が何のためにしたのかが判明しても、「〇〇人は....」 とか 「〇〇教は...」 とか
括って考えずに、つねにニュートラルな感覚でいたい。