原宿村でお世話になっている方の落語独演会に行きました。
本業は、元々マガジンハウス→現在は原宿でTOKIDOKIという会社をされている
ずーーーーーーーーーーっとメディア業界な方なのですが
時々「豊田家金平」 として こうして披露されているのです。
今の人間はテレビ然りインターネット然り
ほとんどがビジュアルから得る情報に偏っているけど、
落語って 耳から聞いたものだけで情景をイメージ
して
しかも笑うっていう、ものすっごく脳
に良いものな気がします。
1時間ほどあるお話×2 だったのですが、あれだけの内容・独特の言葉づかいのものを
何も見ずに人前で喋る、というのがいかに大変か TVの生放送に出るようになって分かるようになった。
私なんてまだまだだわ。
落語に出てくる江戸っ子はキレキレです。
てやんでぃ!こんちくしょうめぃ!馬鹿もやすみやすみ言えっ!
みたいなノリでテンポが速くてチャッキチャキです。
今は東京男子は 「そうだよね~~♡」 とか言うのが軟弱っぽいとか言われたりもするけど、
台所にある買い物袋に大根が入っています が
でーどころにあるケーモノ袋にデーコンがへーってる
・・・みたいにワイルドです。
お蕎麦の食べ方などにも独特の美学があり、少ない本数を一気にすすりこむ!!とか
(↑TOKIDOKIさんにご教授頂きました)
のれんのくぐり方も、京都では長く垂れたあいだから優雅に入るところが、
江戸は 「ピラッ!」 と めくって入るのが粋とされたので短く、
短気で勢いがあって、・・・でも情に厚くて涙もろい、そんなイメージ。
今回のお話も、50両という大金を失くして吾妻橋から身投げしようとした女を助けて、
自分もスッカラカンなのに借金した50両投げてぶつけて逃げる・・・そんなキャラでした。
で、後日お金が見つかったので女が届けに来ても、
「いっぺん出したもんを引っ込められるかってんだぃ!」 と突っぱねるみたいな
「ちょいと助さん、相変わらずいい男だねぇ! お団子一本サービスしといたよっ!☆」
とか言いながら働いてみたいですーーー。