2日目は、早朝からホワイトハウス・ビジターセンターを訪ねたあと、
いよいよ2ヶ月前から、Congressman(下院議員)のオフィス経由で予約していた、ホワイトハウスの見学ツアーへ。
*所々にホワイトハウス見学アプリの説明書きを追加していきます
いきなり、めっちゃ広いイーストルームが目の前に。
East Room(イーストルーム)
ホワイトハウスで最も大きな部屋であるイーストルームは、常に儀式用のスペースとして利用されていましたが、常にそのように使用されてきたわけではありません。実際、ホワイトハウスの最初の住人であるジョンとアビゲイル・アダムスが1800年に到着した時点では、この部屋はまだ完成していませんでした。イーストルームが完成したのは、さらに29年後のことでした。完成以来、この壮大な空間は、ジェラルド・フォード大統領の娘であるスーザン・フォードの高校の卒業パーティーなど、祝日、結婚式、その他の祝賀行事を祝うために使用されてきました。イーストルームは、大統領の葬儀などの厳粛な行事の会場にもなってきました。さらに、この部屋は記者会見や法案の署名に定期的に使用されています。
結婚式や葬儀なども行ってきた会場とのことで、写真ではあまり伝わらないかもですが、とにかく広いお部屋でした。
そして、通路の窓からは〜
キレイに整備されたお庭が見えたり。
さて、ここからは、有名なお部屋たちを見学していきまーす。
Green Room(グリーン ルーム)
この応接室は、ジェームズ・モンローが装飾にこの色を選んだ 1818年以来、グリーンルームとして知られています。トーマス・ジェファーソンは食事のためにこの部屋を使用しましたが、主にお茶、インタビュー、小さなパーティーのための応接室として使用されてきました。シルクの壁布は、1962年にジャクリーン・ケネディ大統領夫人が最初に選んだもので、それ以来何度か交換されていますが、ケネディ夫人のビジョンは今でも明らかです。彼女の影響は、部屋に飾られたアメリカの絵画の多さにも表れています。彼女は、ホワイトハウスがアメリカの最高の芸術作品を収集し、生きた美術館として機能することが重要だと信じていました。
グリーンでデコレーションされたお部屋。壁がシルクの壁布だって後から知ったんだけど、もっと近くで見ておけば良かった!
ケネディ夫人が、生きた美術館として行きたいってビジョンがあったんだ。若かったのに凄いな。
廊下に飾られている、歴史的なマホガニーの本棚には、グリーンの食器も。
次のお部屋へ〜
Blue Room(ブルールーム)
ブルールームは、ホワイトハウスの北ドアの真向かいに位置し、サウスローンとナショナルモールを見渡せます。現在は家具が置かれていることからブルールームと呼ばれていますが、この部屋はかつてはその形状で知られていました。初期の大統領は「楕円形の応接室」に赤を好み、アンドリュー・ジャクソンは緑を選びました。今日まで続く青の配色は、マーティン・ヴァン・ビューレンによる1837年の改装によって確立されました。この部屋は、ここに住んでいたほぼすべての大統領の公式レセプションに使用され、毎年12月にはホワイトハウスの公式クリスマスツリーが飾られます。
ブルールームは「楕円形の応接室」とのことで、確かに丸い〜
天井にもブルーのアクセントが。
説明にもあるように、廊下の窓の外には、南側にある有名なバルコニーが。そして遠くの方には、ワシントン記念塔とキャピトル・ヒルも。
そして、次のお部屋へ〜
Red Room(レッドルーム)
レッドルームは、ステートフロアのパーラーの中で、色にちなんで名付けられた最後の部屋です。1845年、ジェームズ・K・ポーク大統領とサラ・ポーク大統領夫人は、この部屋を大胆な赤い布で飾りました。このフォーマルなパーラーは、ファーストファミリーがくつろいだり、接待したりするために使われてきました。ファーストレディのドリー・マディソンはここで毎週集まりを開き、ケネディ夫妻はここで小さなディナーパーティーを開きました。ファーストレディのエレノア・ルーズベルトは、女性限定の記者会見を行うためにこの部屋を選びました。この習慣は1933年の夫の就任式のわずか2日後に始まりました。
レッドルームも壁が布製みたい。見てる時は全然気付かなかった。
それにしても、お部屋の名前を色にして、コーディネートしてるってステキ。
さて、ステートフロアの最後のお部屋へ〜
State Dining room(ステート・ダイニングルーム)
トーマス・ジェファーソンはこのスペースをオフィスとして使用しましたが、ホワイトハウスの歴史のほとんどにおいて、ステート・ダイニングルームは大規模な会議、レセプション、フォーマルなイベントの場となってきました。今日、この部屋は最大140 人を収容できますが、常にこれほど広かったわけではありません。セオドア・ルーズベルトは1902年の改修中にこの部屋を拡張しました。ホワイトハウスで2番目に広いエリアであるステート・ダイニングルームは、国家元首やその他の高官をもてなすフォーマルなディナーに十分なスペースを提供します。
140人も収容できるダイニングルーム。広々〜
各国の要人とのフォーマルなディナーにも使われてきたって聞くと、実際に見学できて、なんだか感慨深い。
さて、お部屋の見学が終わって、廊下へ。
いよいよホワイトハウス見学ツアーも終わりに近づいてきた〜
Cross Hall(クロスホール)
クロスホールはイーストルームとステート・ダイニングルームを結び、南側はステートパーラー、北側はエントランスホールを通ります。1902年にステート・ダイニングルームが拡張される前は、この廊下は廊下の長さいっぱいに長いテーブルが置かれたフォーマルなディナーに使われることがありました。今日では、エレガントな通路と大統領の肖像画のギャラリーとして使用されています。このスペースは、ホールの中央、ブルールームのドアの真上に米国大統領の紋章を飾るための目立つ場所でもあります。
順番に、前か後ろに並んでいる人が写真を撮っている感じで、我が家も前の人が撮ってくれて(ちょっと横にずれているけど 汗)無事に記念写真ゲット(笑)
頭上にある Presidential Seal(大統領の紋章)の説明があったので、紋章を拡大〜
Presidential Seal(大統領の紋章)
米国大統領の紋章は、ブルールームに通じるドアの上にあります。1945年10月25日、ハリー・S・トルーマン大統領は大統領令9646号を発令し、大統領の紋章を公式に定義しました。1945年以降、紋章に加えられた唯一の変更は、アラスカ州とハワイ州の49番目と50番目の星の追加です。
おぉ〜この囲んでいる星が、48個から50個に変わったのね。かなり細かい変更だったんだなぁ〜
Grand Staircase and Entrance Hall(大階段とエントランスホール)
現在のエントランスホールは、ジェームズ・ホバンのオリジナル デザインにほぼ忠実ですが、歴代の大統領が自分たちの足跡を残そうと試みてきました。トーマス・ジェファーソンはこの大ホールで、ルイジアナ準州のルイスとクラーク探検隊の遺物を展示しました。チェスター・アーサーは、ルイス・コンフォート・ティファニーに依頼して、この部屋とクロスホールを大きなステンド グラスのスクリーンで仕切りました。セオドア・ルーズベルトは1902年にスクリーンを撤去し、ハリー・トルーマンは50年後に大階段にプラットフォームの踊り場を追加しました。その名前が示すように、このスペースは常にゲストを迎えたり、大規模な集会を開催したり、大統領とファーストレディを紹介したりするために使用されていました。
ここはノースポルティコの入口から入ってすぐのホールだから、要人を迎えたり、ファーストレディを紹介したりするために使われてたのか〜またもや見学できて感慨深い〜
そして、奥の方には、
Barack Obama Portrait(バラク・オバマの肖像画)
バラク・オバマ大統領のこの公式の肖像画は、2018年にロバート・マッカーディが描いたものです。大統領に選出される前、オバマはイリノイ州の米国上院議員を務めていました。2009年1月20日、彼はアフリカ系アメリカ人初の大統領となり、2009年から2017年まで2期務めました。バラク・オバマ大統領とミシェル夫人の2枚の肖像画は、2022年9月7日にホワイトハウスのイーストルームで行われた式典で公開されました。
オバマさんの肖像画が。初のアフリカン・アメリカンの大統領だったしね。しかし、大統領の任期が終わってから描かれたんだ。記念ってことかな。
肖像画の反対側にはかなりアンティークっぽいピアノが。
Steinway Piano(スタインウェイ ピアノ)
この1938年製のピアノとベンチは、スタインウェイ&サンズからホワイトハウスに寄贈されました。ピアノのマホガニーケースにはアメリカのダンスのシーンが描かれ、3本の鷲型の脚で支えられています。この9フィート7インチ(約3メートル)のピアノは、1903年にスタインウェイからエグゼクティブマンションに寄贈された以前のコンサートピアノに代わるものです。
マホガニー製で、3本のワシ型の脚がこれまた凄いわ〜
何でワシ型の脚にしたのかな?って気になる〜
さて、いよいよ見学ツアーも終わり、外へ。
このノースポルティコの景色、いつもテレビで見ていたからこの場所に立てて、これまた感慨深い。
North Portico, Bruce White(ノースポルティコ、ブルース ホワイト)
ホワイトハウスを訪れるほとんどの人は、建物を出た後に立ち止まって振り返り、ノースポルティコの写真を撮ります。特徴的な四角い形と柱は、写真撮影に最適な場所です。ノースドアの上にある手彫りのアクイア砂岩は、1796年に設置されました。
これ、手彫りだったのか。しかも1796年に設置されて今でも残っているって凄い。
正面からも撮りたかったけど、行けないようになっていて、少し遠くからも撮ってみたり。
整備されたお庭の先には、ペンシルヴェニア通りとラファイエット広場が。
門を出てから、見学してみよう。
2部に分けてご紹介したホワイトハウス見学ツアー。
Congressman(下院議員)のオフィスにお願いして、
2ヶ月かけて予約できただけあって、見学できて良かったねって、大満足だった我が家。
さて、門を出て、観光しながら(手荷物禁止でスマホしか持ってなかったので)一旦ホテルに戻ることに〜