4月17日 水曜日 晴れ
先日、公開中の劇場版コナン最新作を観てきました。
(五稜星で「みちしるべ」って、年々当て字に無理やり感あるな~と思うの私だけ?笑)
今回はかなりのボリュームなので、久々パソコンで書いた記事。
時間がある時にゆっくり読んでね♪
コナンとの歴史
色んな方が見どころや感想を既に書いたり動画にしたりしていると思うので、あくまでも私は感想だったり、舞台となった北海道の写真を交えながらの記事にしようと思います。ネタバレは最後の方に書こうと思いますので、まだ観てない人は「ここからネタバレ」より下は読まないように注意。
さて、まずは率直な感想。
すごく良かったです。
見終わった後の興奮がハンパなくて、「きっと今は自由に空も飛べるはず」なテンションで自転車をかっ飛ばしました
アドレナリンラッシュだったのかな、家に帰っても関連YouTube観て眠れず(笑)
さて、今回の映画ですが、個人的には去年の黒鉄のサブマリン(今週の金曜ロードショーでやるやつ)より良かったです。正統派のコナン。ミステリーも、アクションもあり。そこに歴史が絡まっていて芯のしっかりとした作品でした
去年は灰原ファンが何度も観に行ったから100億超えたって聞きましたけど(笑)、コナンがあんま活躍しないんですよ。でも今回は、ちゃーんと「いつものコナンくん」でスケボーもフルに活用して「いや、そこは走れないってww」っていつものように突っ込みをいれることができました。
映画の感想に入る前に、まず、私とコナンの歴史について説明させてください。
名探偵コナンは1996年の1月に放送が始まりました。(その当時リアタイで観てた)
ちなみに気になって調べてみたところ、コナンの開始前のクールは「マジックナイトレイアース」だったそうです。
これです。めっちゃ好きだったな~。今の若い子たちは知らないだろう。(ちなみに私は風ちゃん派。ダレトク情報ですw 今は風の時代だし、時代を先取りしたってことにしてください)
コナンTVシリーズで育った思い出について。
TVシリーズ初期のオープニングとエンディングを聴いて育った世代なので、今でも歌える歌ばかりなのですが、少し挙げると
・胸がドキドキ
・謎
・運命のルーレット廻して
・Mysterious Eyes
『胸がドキドキ』の「子どもの頃にわかりかけてたことが 大人になってわからないまま」って歌詞が好き。(当時は意味がわからなかったけど)
また、コナンといえばGIZA studio. 今は引退した愛内里菜や、今は移籍したみたいですが倉木麻衣など、コナンソングといえば!なアーティストが所属していました。
特に私たち世代は愛内里菜の『恋はスリル、ショック、サスペンス』のコナンパラパラは忘れることがありません!!
伝説のコナン×パラパラ(笑)
ポケモン同様、コナンと共に育った30代です。
さて、話を映画に戻して。
コナン映画は1997年からコロナのあった2020年を除き、毎年放映されています。(2020年公開予定作は2021年に公開されました)
私は割と初期のコナン映画が好きです。
海外にいた2016年~2021年の間に公開された作品は劇場でこそ観ていませんが、帰国した後にまとめてcatch upしましたよ!
去年はバイクの合宿免許中に公開されて、車がないと劇場まで行きづらい環境でしたが、それでも観たい!ってことで、20代の車持ち込んでだ合宿仲間に声かけて、車を出してもらい一緒に観てきました。
コナン映画を観たことない彼女いわく、「コナン映画ってこんなに面白いんだね!!」と驚いてました。「でしょ~!?」と、布教に成功して満足する私。
コナンの原作については子どもの頃に児童館に置いてあったのをチョロっと読んでましたが、当時の私には難しい&grossだったので(殺人ばっかだもんな)、アニメばかり観てました。最近はアニメはめっきり見なくなったのでもっぱら1年に1度の映画で最新情報を得ています。
前置きが長くなりましたが、私とコナンの歴史を理解していただいたところで(笑)、いざ、今回の映画について。最初に映画の舞台となった北海道の写真を、2022年~2023年に旅行した時の写真で紹介していきます。
舞台は北海道
今回の映画が嬉しかったのは、私が好きな西の高校生探偵・服部平次がメインで出ること!そしてコナン×平次が見られること!!
この服部は和葉と相思相愛ですが、大岡紅葉という、東京でいうところの鈴木園子のようなお嬢様が北海道に来て、プライベートジェットであちこち移動しながら服部を探す、というくだりが映画の最初から最後まであります。
そこで、紅葉が執事の伊織と回った場所をちょうど2年前(2022年夏〜2023年)に訪ねていたので、紹介したいと思います。(順不同)
旧函館公会堂
函館の街並み(坂から)
五稜郭
土方歳三の像
函館山(夜)
ここで写真撮ろうとしたおばさんが前の人たちに「早くしてよ、待ってんだからさ」と急かしてて「このBBA感じわる〜」って思った記憶が(笑)
時間にせこい人無理。(急いでんならそもそも写真撮らなきゃいーじゃんか)
函館山(昼)
札幌時計台
小樽(冬)
阿寒湖
稚内(日本最北端の碑)
稚内までは距離があるので、友達と交代しながら5~6時間運転した記憶がある。
さて、ここからは映画のネタバレも含めた感想になるので、まだ観てない人は注意!
映画の感想
今回のコナンは、コナンらしい謎解き要素がしっかりしていた。
私が好きだったのは、服部が出るのはもちろんのこと、迷宮のクロスロードを彷彿とさせる桜、幕末に関係した話(土方歳三)、そして自分が実際に旅行した北海道の地が舞台であったこと。
乗り物が好きな私にとって、天空のロストシップの飛行機もそうだけど、平次のバイクシーンが好き。(コナンけっこう吹っ飛んでいったけどww)そして普通だったら死んでいるはずのバイクが再び動き出すという・・・ありえないけどアニメだから良し(笑)
服部が「よく飛ばされる日だな」的なことをいうと、「よく受けとめられる日の間違いだろ」的な返しをするコナン。ポジティブすぎか!w
殺人自体は多くなく、最初の方に弁護士が殺される。謎解きに関してはなかなか功名にできていて、初見では理解できないかもしれない。隣のゴスロリ風の若い女の子2人組は「私バカすぎって思った。難しかったよ。」と言っていた。いや、あなたが頭悪いんじゃなくて、けっこうなテンポでガンガン解いてくから、あれは私もついてけなかったよ。(一時停止しないとな)
今回は 青山 剛昌 先生祭り!
私はうっすらとしかしらないYAIBA(ヤイバ)とまじっく快斗からキャラが出てきた!
もともとコナンの中に出てきていたのでなんとなく知っていたけど、その辺り知らない世代は「え、こいつら誰?」ってなってたと思う。(私も鬼丸知らなかったww)
紅葉も別に主要キャラってわけではないと思う。
から紅の恋歌(ラブレター)(2017年) の中で遠山和葉とかるた対決するのだが、この映画だけ帰国しても観ていなかったことに気づき、A君と数ヶ月前に見ていたからなんとか分かったけど。(じゃなかったら誰?そして「はっぱちゃん(和葉のこと)って誰?」ってなってたと思う)
前後するけど、オープニングも和テイストになっていて、笛の音とか心地よかった。足が「ゾワゾワゾワ~」って鳥肌立つのがわかった。
中森警部も実はまじっく快斗からのキャラで、ルパンでいう銭形警部のポジション。
この娘が青子といって、コナンと対面して「僕、私の友達の子供の頃によく似ているね」っていうシーンがあるのだけど、まさか怪盗キッドと工藤新一がいとこだとは・・・。すごいカードぶっこんできたな。
それはそうと、青子ちゃんの声かわいいなって思ったら「MAOさん」って声優らしい。
今回は少年探偵団も終盤に謎解きを完成させるために現れた程度で、子供向けというよりは完全に大人向けだったと思う。平日の午後だったので制服来た高校生や、大学生が多い印象だったが、どこまで理解できたか聞いてみたいくらい頭を使う映画だったように思う。
途中、中森警部が悪いやつに背中と肩を撃たれるシーンがあるのだが、キッドがそれを見てショックを受けうなだれるシーンがある。そこは会場も静まりかえってジーンとしてしまった。(昔なんかのエピソードで目暮警部が若い頃に、誰かをかばって撃たれたシーンのよう)
函館の五稜郭と函館山がメインのロケーションだけど、最初から服部が和葉に告白するという前置きがあったので、「こりゃ日本三大夜景の函館山に謎解きの先の宝があるな」と最初から気づいていた。案の定最後にそこで告白する。
平次、けっこうドストレートな告白したので観ながら「え、邪魔されて言えないパターンとちゃうの!?」と心の中でエセ関西弁が出る始末(笑)そこからエンディングロールでaikoの『相思相愛』が流れる。(aikoって確か大阪じゃなかったっけ?だからか)
平次の「探偵なのに、好きになる動機が見つからないねん」的な発言にグッとくる。
ガチに告白して偉いぞ!!全体的に平次がいつもより可愛かった。
結局、紅葉の執事である伊織が落としたなんとかグレネードっていう目くらましの武器のせいで、和葉には何も聞こえていなかった、というオチだった。
紅葉と伊織は「高みの見物」で北海道を色々紹介してくれたわけだが、コナンがいつものようにスケボーで犯人を追いかけてる時に
「あの子は・・・。援護しなくちゃ」ってそのなんとかグレネードをヘリから落としてって、「なんて雑な援護ww下手したらコナンの目がくらんで車に激突じゃん!!」って思ったのは私だけではないはず。(アニメだからってことで)コナンくん、いつものようにスケボー使ってあちこち行く。さすがに函館山へ行くロープウェーのロープ伝って上に上がっていくのはどうよ!?
そして武器商人の外人(悪いやつ)、函館の町で銃乱射しすぎ。アメリカじゃないんだから。
「わ~、映画の撮影やってるよ!」って観客の声、さすがに平和ボケしすぎだろ。とまぁ、突っ込みどころは色々あった。
キッドもステンドグラス破壊して飛び立っていったり、ビルのガラスを割ったり「え、ガラスってそんなに簡単に割れます?」ってついつい突っ込み入れたくなる。もはや戦隊ものでしょ。途中お宝の刀をゲットして小さいボードの中で休んでいる時にまるで「黒船危機一髪」のように串刺しになりそうになっててビビった。
終盤には聖(ひじり)っていう大学生と平次が赤いセスナの上で剣道するシーンあるんだけど、2人とも風を全無視して戦闘開始wいや、もうそういう世界観って分かってるからいいんだけどさぁ・・・平次は一度落ちたけど「そりゃ落ちるよ」ってなった。
それにしても、大泉洋がゲスト俳優として演じた北海道県警の刑事さんが実は、最初から最後まで快斗の父親であるマジシャンの黒羽盗一の変装で、この盗一はコナン(新一)の父親である工藤優作の双子の兄だったことが最後に明らかにされたのだ。これには激震が走った。だから事前の試写会がなかったそうだ。こんなBig Secretがあったらそりゃそうなるわな。
実際に刀を集めて分かった宝は戦時中の暗号解読機だったわけだが、快斗が辿り着くと父親の盗一が「寝る子を起こすな」と残したメモがあった。なぜ盗一はこの宝に目をつけた上で盗まなかったのだろう。ビッグジュエルじゃなかったからか?
いずれにしても、コナンVSキッドではなく、どちらかというとコナンとキッドが手を組んで解決しているように見えた。その裏には、いとこだからという今回の映画での本当の謎解きがあり、その背景設定として敵としてではなく、仲間として共演していた、と考えると自然に思える。
そんなわけで、黒の組織もみんな大好き(?)哀ちゃんはあまり出なかったけど、それによって人気は落ちないと思う。既に初動では去年の動員数を上回っているらしいし、謎解きも複雑だったのでもう一度見よう、って人がいてもおかしくない。そしてキッドの父親が変装していたというビックリ事実を知った上でもう一度見ると、違う景色が見えてくるのかしれない。
それにしても、コナンはポケモンと同じで幅広い世代から愛されている。
思うに、私たち世代が親世代となり、その子どもも好きになっていたり、兄弟姉妹から影響を受けている可能性も大きい。だから面白さもそうだけど、「視聴人口」が年々増えていて、結果去年は100億円突破したのかなと思う。
おまけの雑学
コナンの声優陣について、そしてコナンがドラマ化された過去についてふれよう。
まず、声優さんたち。も~いわずと知れた豪華俳優たち。
見てよ、この豪華声優陣たち!!!
私は知らない人もいるけど、多くの声優さんがゴールデンのアニメで主役級!!
そして共演も多い。(一流の人たちなので当たり前っちゃ当たり前)
たとえば、「らんま1/2」。
(以下、敬称略。)
林原めぐみ(灰原哀)→女らんま
山口勝平(工藤新一)→男らんま
高山みなみ(コナン)→天童なびき
日高のり子(世良真純)→天童あかね
※私の中ではるろうに剣心の瀬田宗次郎の印象が強い。
井上喜久子(黒の組織・キャンティ)→天童かすみ
他にも、
光彦を演じる大谷育江がピカチューなのは超有名。
服部平次を演じる堀川りょうはいわずと知れたベジータ。
京極真(園子の彼氏w)を演じる檜山修之は幽遊白書の飛影。
遠山和葉を演じる宮村優子はエヴァのアスカ。(林原めぐみがレイ)
水無怜奈(CIA)を演じる三石琴乃はセーラームーン。(そしてエヴァの葛城みさと。)
沖矢昴を演じる置鮎龍太郎は地獄先生ぬ~べ~。
安室透を演じる古谷徹はセーラームーンのタキシード仮面。(そしてガンダム見たことないけどアムロってパイロット?らしい)
ベルモット(黒の組織)を演じる小山茉美はアラレちゃん。
山村警部(群馬県警)を演じる古川登志夫はドラゴンボールのピッコロなどなど。
ざっと挙げただけでこんなに。個人的には小山茉美のアラレちゃんとベルモットのギャップがすごすぎる!!!レギュラーメンバーは1996年から今まで、25年演じているって考えるとすごすぎる・・・。
次に、コナンのドラマの話。
2007年に小栗旬が、2011年に溝端淳平が工藤新一を演じている。
蘭ちゃんを演じたのは 黒川智花と忽那汐里。
2011年のドラマ
個人的には2007年の岩佐真悠子の園子が好きだった。
2011年には西の名探偵も。平次は松坂桃李、和葉は岡本玲。(私は2007年の方しか見たことない。)
当時ガッキーが役作りでショートカットにして話題になった。
私はこの頃から賀来賢人が好きなのだが、周りの知名度はあまり高くなかった。
その後、榮倉奈々ちゃんと結婚し、CM出演社数は同世代の俳優でぶっちぎり!!
もし「賀来賢人」という株があったら私は当時から大切に持っていただろう(笑)
おわりに
それにしても、これだけ長い間映画が続くって本当にすごい!!(もちろん原作も)
先週の金曜ロードショーで『紺青の拳(フィスト)』やってたけど、監督が今回の劇場版と同じだそう。
紺青の拳では園子が、100万ドルの五稜星では紅葉がお嬢様枠(?)として出ている。(厳密には今回の劇場版にも園子はZOOM?出演しているw)私が2人を見て思ったのが、お嬢様の自己肯定感ハンパねぇ!!!ということだ。
2人とも欲しいものは何でも手に入れられる環境で育ってるから、「欲しいものは願えば手に入る」の確固たるマインドセットがある。
園子
「(京極)真さん、スポンサーが殺害されて空手大会に出れない!?ちょっと待って、鈴木財閥がスポンサーになれないか、じろきちおじさまに聞いてみる!!」
↓
(電話する)
↓
「オッケーだって♪」
紅葉
「伊織、平次くんはどこ!?告白を絶対に阻止するのよっ!!!」
↓
「北海道をプライベートジェットで周遊観光しつつ、ちゃっかり函館山周辺へ」
↓
伊織が(誤って)なんとかグラネードって目くらましを投下したことにより、平次の告白は阻止される
ね??お嬢さまたちの思い通り。彼女らはアラジンの魔法のランプが願いを叶えてくれることを潜在意識から知っている。だってそうやって育ったのだから。
昔は園子にむかついてた自分も多少いたけど、それは「なんでも手に入る存在」として嫉妬の対象だったのだろう。今は、園子も紅葉も我が儘(あるがまま)に生きていてむしろ好感が持てる。「思考が変われば感じ方が変わる」とはこういうことだ。
・・・と、ここまで書くのに3時間以上かかった。コナン映画が1本か2本観れたわね。
昔はDVDをレンタルして観てたけど、今はHuluのような動画配信サービスがあるので、家にいながらにしてコナン祭りができるとはいい時代だわ。
ちなみに、平次といえば剣道。映画の中でも聖とセスナ?の上で闘ったわけだけど、「平次と沖田の試合見たかったな〜剣道かっこいいな〜」と思ったら帰り道のマンションの1階で竹刀を持って素振りするおじさん発見!!(笑)
前に一度見たことあったけど、コンビニ行って出てきたらいなくなってた。レアキャラに会えて嬉しかった。