いったいここは、なに?
と思いませんか?
私は旅行前ポルトガルのガイドブックの中で見た
こんな風景の写真をとても不思議に思いました
ここはリスボンからそれほど遠くない位置にある、
Sintra/シントラという都市で、
かつてポルトガル王室の夏の離宮があった場所
摩訶不思議な宮殿は、
1800年代の王フェルナンドⅡの趣向によって建設されたものでした
ここは当時のディズニーランドなのか?
と思いながらも、かたや不思議なことに、
この信じられないキッチュな色合いの宮殿が、
シントラという都市をつくってきたという、
根が生えたものも感じられる
まぁ、異色の趣味だったのだろうと、
いろいろと読み漁ったものを超簡単にまとめると、
シントラという町はもともと、
北アフリカらやってきたイスラム教のムーア人によって栄えたため、
イスラム文化が根付いていた場所だった
そこに1800年代フェルナンド王の空想的趣味から、
廃墟の修道院、ルネサンス、ゴシック、イギリス式公園、
ノイシュヴァンシュタイン城!というような、
ありとあらゆるスタイルをごちゃ混ぜ(笑)にした、
この個性的な宮殿が誕生した
なんとなく宮殿内の様子は想像できて、
パパっとみるだけでいいかな と思っていたけれど、
趣味の集結もここまでくると、
想像以上に見ごたえのある内部で、
けっこう時間をかけて観察してしまいました
文化遺産にもなっているこの離宮を訪ねるため、
リスボンから日帰りができるということもあって、
年中多くの観光客が訪れるようです
私たちも前もって時間予約チケットを購入して入場しました
宮殿群はシントラの街を見渡せる高地にあるのですが、
その他に8~9世紀、
ムーア人によってつくられた城跡もあって、
徒歩で訪ねることがきでます
私たちは麓の中心街からここまで、
脚で上ってきましたが(少数派・笑)、
もちろんバスがあります
真ん中に見えるあの建物が宮殿
こうしてみると結構距離があります
私たち麓から上ってきて、
さらにこの城跡と宮殿の距離を歩いたんですね・笑
ということで空腹・笑
街に下山(笑)途中眺めのよいレストランをみつけて、
タコのカルパッチョとタコのリゾット
とてもおいしかったです!