年間第17主日、今日もやっぱり暑い、熱かった。


イグナチオは「聖堂前室」と呼ばれる建物の入口とお御堂の入口の間にあるスペースが広めに取ってある。

ラテン語の名称を教わったことがあったけれど覚えられなかった…

主日ミサの時は聖堂前室に並べられた台に『聖書と典礼』などが置かれていて、ほとんどの人が1部取ってお御堂に入るのだけれど、そのあたりに聖堂係が教会に来た人のサポートのために立っている。

イグナチオはその聖堂前室にいくつかの聖水盤が設置されている。固定式の聖水盤は何年も閉鎖され、聖堂係の死角になって存在をほとんど隠されていた。

(当初は空っぽの状態でそのままだったのですが、ゴミを入れられたのでのちにラップで封鎖されたのです)

今月から数年ぶりに聖水盤に水が張られるようになったけれど、『聖書と典礼』だけ取ってお御堂に入る人ばかり。

今日は入祭の歌の終わりまで聖堂前室に立っていたので入ってくる人を見ていたのだけれど、そこにあるのが目に入らないのか聖水盤をスルーする人がとても多くてちょっとだけ寂しい気持ちになりました。

お御堂に入る時にちょこっと指に聖水をつけて十字のしるしをすることは、カトリックの美しい伝統的所作、小さな祈りです。これは洗礼を受けていない人も使うことができます。