『カトリック生活』を買いました。4月号の特集は列福式関連の記事。大阪城ホールの列福式と聖イグナチオ教会での感謝ミサからまだ一か月。記憶も新鮮です
。
またセヴィリアのセマーナ・サンタ(聖週間)という記事もありました。スペイン・アンダルシア州の州都、セヴィリアは現地発音のセビージャの方が馴染みがあります。セビージャの聖週間のパソの写真がいくつか載っていますが、スペインでは全国どこでも聖週間(やその土地の保護聖人の日)にパソが出て、それはそれは壮麗で荘厳な行列が市内を巡ります。パソとは神輿のような形状で、一つにつき約2トン!聖週間の行列のための信心会は全国無数にあり、その中のパソ担ぎ班は四旬節中、夜な夜な担ぐ練習をしています。勿論現物は当日しか担げませんので、原寸大でその重さの台が練習に使われます。
受難の光景や悲しみの聖マリアなど、普段はお御堂に安置され崇敬を集めているそれぞれの小教区一番のご像が街を進む様子は、本当に幻想的で美しく、涙が出ます。特に夕闇迫る時間から夜!揺れる無数の蝋燭に浮かび上がるご像はたとえようなく美しいです(風や雨にどうしようもなく弱いのですが)。
私は98年に一度体験しただけなので、また行きたいと思いつつ21世紀になってだいぶ経ちました…。
スペインの聖週間の行列は、一般にはちょっと異様に映る目出し三角帽の衣装が有名です。彼らはナザレノ(ナザレの人)と呼ばれ、イエスの受難に心も肉体も与る独特の装束です。パソ担ぎ以外では、十字架を担いで鎖つきの素足(
)でパソに従ったり、裸の上半身をむち打ち(
)したり、女性は喪服と長い黒ベール(というか普段でも白のベールは庶民はつけない)ロザリオを唱えたりなど、特に大都市では何キロも歩きますので、その篤い信仰心に圧倒されます。このような苦行や善行は人に見せるものではないので、目出し帽という覆面をかぶるのです。
ただセビージャの聖週間のパソはスペイン3大祭りのひとつで世界中から観光客を集めますので、見るほうはすごい人(ホテルは高騰!笑)、数時間前から場所取りが始まります。それぞれの信心会のツイッターアカウントやスマホアプリ、小教区の公式サイトなどで、どのパソがどの通りに何時ごろ通過、というのが分かるようになっています。私が見たのはマドリードで、当時スマホアプリや教会公式サイトなんてなかったので、情報誌の特集ページを切り抜いてパソを観に行きました。
ああ、ちょっと長く書きすぎました。いつも長ったらしい私のブログを読んでくださる方、本当に感謝しています。


