1999年 3月

黄色い花初めての外泊:卒業式

3ヶ月間、売店にも行けず、、というか、こっそり行こうと思えば行けたのに、「ダメです」と言われると、その通りにしかできない……「う~ん。。」もっと柔軟に、遊び心を持っていきたいなぁ。。と思う。

3ヶ月間、起きて、ご飯食べて、薬飲んで、汗かいて、何度も着替えて、洗濯して、トイレ行って、トイレの回数記録して、明日の献立楽しみにして、寝て…のくり返しだった。

けっこう、心地よかった。

なのに~、、3月の大学の卒業式と、謝恩会と、友だちの結婚式に出席できないかも…と言われたときは、
「がんばったのに…」って思ってしまった。

主治医の先生の前で泣いてしまった。。

だけど、、なんとか無事出席することができた。

血液検査の結果は、試験の発表のようだ。

3ヶ月ぶりの外の世界は、、体が楽だった。

しんどかった段差や階段が楽になっていた。

入院前のしんどさがなくなり、動ける自分にうれしくなった。

でも、プレドニン(ステロイド)を8錠くらいのんでいたから、感染に要注意で、マスク持参だった。

入院していると、それでよかったことが、外の世界のたくさんの可能性を目にすると、欲が出てきた。

食欲もわいてきて、ドライブや、色んな景色をみること、自由なことが「楽しい♪」と、ワクワクしてきた。

入院初期は、しんどすぎて、とにかく休みたかったのに、今度は、動いて、色んなことがしたくなっていた。

*ステロイドの副作用

体の中から生きるチカラが湧いてきた気がした。

それまで、ほとんど副作用というものがわからなかったのに、外泊したら、少しふっくらして、顔が丸くなった。
満月顔(ムーンフェイス)と呼ばれる症状が出た。

”副作用”って、薬が効いてるから、出るんだよね。

生き生きしてきたら、副作用が出る…フクザツだったけど、、

自然な作用なんだよね。


黄色い花主治医の先生

私よりも6、7歳上で、若い男の先生だった。

初めての外泊だったので、主治医の先生は、外泊中にわざわざ家に電話をかけてきてくれた。

入院中の3ヶ月間も、毎日、1日も欠かさず、病室に様子を見に来てくれた。

なかなかそんな先生はいないらしい。

看護師さんたちがほめる先生というのは、ホンモノだ。と思う。

退院してから、主治医の先生が変わってしまうのだけど、

その先生はたまに病院で会ったりすると、私の検査結果をずっと気にしてくれて、

一緒に一喜一憂してくれた。

10年経った今も、先生と年賀状の交換をしている。

先生には今、4人のお子さんがいて、いいパパをやっているみたいだ。


私は、その先生のおかげで、先生の人柄に癒されたチューリップ黄

たった1つの出逢いで深く傷つくこともあるけど、

たった1つの出逢いで深く癒されることがある。

だから、恐れず、あきらめず、勇気を持って、

新しい出逢いを受け入れていこう。



「先生、ほんとうにありがとうクローバー