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この小説では、細川政元は
父である細川勝元の実子ではないと
暗にというか、ほぼ確定的に書かれています。
それに母親が、政敵である山名家出身という事で
一族の中で疎まれて育ち、家督相続でもその生い立ちのせいで
有力な分家から勝元の養子になった『勝之』が有利になるが
持ち前の聡明さで、自力で家督を勝ち取る(10歳くらいで)などと
かなり美化されて描かれてます(^_^;)
まぁ、この辺りは小説なので何とも言えませんが
俺が昔読んだ本では、現在は山名家とは対立しておらず
の縁を大切にしたい家臣たちが、政元を選んだとか書いてあった気がしますが。。。
ちなみに、細川家の本家は『京兆家』と呼ばれ
他に多くの分家があります、戦国時武将として多少有名な
『三好長慶』は、『讃州家』の家老の家柄です。
で、聡明な『聡明丸(政元の幼名)』が
少年から大人になり『民の為に』
将軍を含めた 政敵を権謀術数を尽くして倒して行く
というのが、この小説の大まかなあらすじです。
それと、政元には姉がいて、その姉への想いが
この小説の中での鍵となってきます。
この姉は、歴史上ちゃんと活躍しています。
赤松家に嫁ぐのですが
ウィキペディア等では『女戦国大名』とも書かれています。
いわゆる女傑ってヤツですね。
この政元、生涯独身でした。
上杉謙信と同じっすね。
理由は、ガチでホ○って事もあるのでしょうが
修験道にはまっており、修験道は女人禁制なので
そのあたりが理由かと。。。。
ですが小説では、姉への純愛を貫くため、一度も女性を近づけなかった。。。
みたいな言い方をしています。
やっぱ、主人公なだけに、格好良く書いてありますね(^^;
さて、この主人公政元ですが、出生の事や、家督の事などで
他人を信用せず、全て自分一人の考えで行うので
家臣が政元を理解できずに困惑する。。。
それが政元への不信になっていき
最後は、家臣に暗殺される事になります。
そして死後、政元が跡目を決めていなかった事もあり
細川家は、養子達の家督争いが勃発し
その後、勢力が衰えていく事になります。
ここも上杉謙信と一緒っすね
実子がいないから、養子を迎える。
その養子が、複数いて
一族内から迎えた養子と、一族外から迎えた養子で
跡目を争って内紛。。。
いやぁ、歴史って面白いなぁ(^_^)
戦国時代の小説って
本当に読み切れないほど沢山あるけど
基本的には、信長の活躍した時代が中心って感じで
応仁の乱や、それ以降を描いた小説ってあまりなかったので
楽しく読む事ができました。
とりあえず、この小説で義澄とか義材とか出てきたので
今まで俺の中で曖昧だった、足利将軍10代目以降が
ちゃんと整理しました。
8代は日本史でも有名な、銀閣寺をおっ建てた足利義政です。
この人は嫁さんも有名ですね。
日本三大悪女とか何とか言われてる、日野富子
で、この二人の息子が、9代目の足利義尚です。
ここまでは、まぁ普通に知ってたのですが
これ以降が、何かごちゃごちゃしていて
よく理解していませんでした。
10代は、足利義材(後の義稙)で
この人は義政の弟で、応仁の乱で日野富子や細川氏と対立した義視の息子。
この人物ぐらいから、『信長の野望』に登場してきますね
『義稙』としてで、義材が追放されて、次に将軍になったのが足利義澄
この人は、義政の兄で、堀越公方足利政知の息子。
で、義澄が追放されて、次に将軍になったのが足利義稙
この人は、10代将軍だったので、12代将軍にはなりません。
で、義稙が追放されて、次に将軍になったのが足利義晴
この人は、義澄の息子。
この次は、追放もなく順調に義晴の息子である
足利義輝が13代将軍になります。
この人、日本の歴代将軍の中でも個人戦闘力は最強と言われてますね。
なにせ『剣豪将軍』ですから(^_^)
で、義輝が戦国無双後に殺害された後、14代将軍になったのが足利義栄
義晴の弟である足利義維の息子。
で、最後の15代将軍は、足利義昭
13代義輝の弟ですね。
で、義昭が追放されて、足利幕府は滅亡となります。
いやぁ、足利家の将軍って、かなり追放されちゃってますね(^_^;)
しかも、9代以降、親子で連続して将軍職を継承したのは
義晴、義輝親子のみという面倒な系図。。。
これぞザ・戦国時代って感じっすね!