
- 霍去病―麒麟龍彗星譚〈上〉/塚本 青史
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前回も中国の人物だったんで
しばらくは、中国の人物でいきます。
あっ、司馬遼太郎編は
項羽と劉邦で終わりましたんで
そこんトコ夜露死苦!!
一応、購入している本を紹介してますんで・・・
『新撰組血風録』とかは
図書館で借りたんすよね(^_^;
で、この霍去病
この前のドルゴンと同様
知ってる人が少なそうなので、概要をちょっと説明。
前漢の武帝に仕えた武将でず。
霍去病の母親が、武帝の皇后の姉なので
武帝にとっては、血の繋がりのない甥って事っす。
んで、母方の叔父には、後に大将軍になる『衛青』
とまぁ、とてつもなく恵まれた環境に産まれた
超エリートです(;-_-+
そんでもって
戦の才能にも恵まれており親族の七光りもあったんでしょうが
若くして『驃騎将軍』に
抜擢されました。
絶対に、友人にしたくないタイプNo1だよね
この『驃騎将軍』の位は
武帝が、霍去病の為に
設立したそうで、霍去病が生存中は、大将軍と同格だったそうです。
そして、24歳という若さで逝去してるもんですから
悲劇のヒーロー度が
超高い人物です。
さて、小説の紹介に移りましょう。
初っ端から霍去病の
葬儀から始まります(;^_^A
そして、叔父の衛青の
回想で、物語が進んでいくんですが
主人公である
霍去病は、上巻の終盤くらいにならないと登場しません(;^_^A
上巻の主役は、回想してる衛青です。
この衛青って人は
奴隷出身という事もあり
甥っ子と違って、かなりの苦労人です。
姉が武帝の寵姫になった事で
奴隷の身分から脱する事ができます。
また、弓馬の扱いに長けていた事により
兵士となり才能を発揮していきます。
個人的武勇での功名ならば奴隷時代でも訓練は可能なので
分からなくもないのですが
衛青の場合、個人の武勇だけではなく
戦術、戦略といった指揮官、司令官的な
立場での才能を発揮していきます。
元奴隷だった人物が
どこで軍略を覚えたか・・・
小説では、衛青の出身が
北方である為、放牧の仕事をしている間に
匈奴の人々と知り合い
そこから、匈奴の軍略を覚えたいった・・・
という感じにしてあります。
まぁ、本当に単なる『天才』
って可能性もなくはないですけどね・・・
そんでもって、その匈奴との
関係が役に立ち
主に匈奴征伐で武功を重ね
『車騎将軍』に任命されるほど出世します。
この車騎将軍は、Wikiで調べたところ
『大将軍』、『驃騎将軍』に次ぐ地位だそうです。
いくら、姉の七光りがあったとしても
『奴隷』という身分出身であるワケですから
誰も文句が言えないくらいの
武功をあげていたんでしょうねぇ・・・
その後も、李広との確執とかありますが
着実に武功を重ね続け
遂に『大将軍』にまで出世します!
大将軍といえば、漢王朝武官のトップです。
この地位は、軍事だけでなく
政にまで口を出す事が可能な立場です!
もう、すごいサクセスストーリーですよ!!
そんなこんなで
武功あげ続け
武帝の覚えめでたい
衛青ですが
霍去病の出現によって
寵愛は、そちらに移ります。
武帝って人は、まぁ派手好きな人で
能力はあるが、地味な衛青より
派手で見栄えがして
その上、能力のある霍去病に期待するのは、やむなしなのかもしれません。
で、衛青にくっついて
どんどん武功を重ねた霍去病は二十歳そこそこで
驃騎将軍に任命されます。
こんな前途洋洋たる
霍去病ですが、24歳という若さで夭折します。
そこには色々人物の
考えが折り重なった
謎が隠されている・・・
この小説は、何というか・・・
ちょっとミステリーっぽい作風になってます。
しっかし、ホントに登場人物が多いです・・・
なんか、詰め込み過ぎって気がしなくもないっす(*_*)
そんな中、異母弟の
『霍光』が何故か出てこない、なぜだろう(・・?)
史記にも登場する
有名な人物なのに・・・
まぁ、何だかんだ書きましたが、結構面白い小説でした。
でも俺、李広の方が好きだったりするんだよなぁ(;^_^A