意見の食い違いはあれど、抗うばかりでは前には進まぬ。
かと言って、我がの思うところとは全く違うところへ仕事を導くのも納得できない。
酒を飲んで管を巻いて、つかの間の憂さ晴らしをしたとて、根本的な解決にもならぬ。
ましてや、自らが不在のときに、上司の上司から寄り切られての不本意な仕事では、次へつながるものは何もなく、ちっぽけな権力をもって振るわれたしかるべき立場の人間の単なる思いつきを満足させるのみで、充実感には到底及ばぬ無力感が残るのみ。
されば我が身の振り方は、上司を説き伏せ、さらにその上司への直談判しかあるまい。
・・・。
結果は、何も変わらなかったが、いい加減な結果となってもそれでいいとの言質を取ったので、潔く「わかりました。仰せのとおりに」と席を立った。
すまじきものは宮仕え。
今日も矮小なる我が身を憐れみつつ、最期は、自らに言い聞かせ、気力の起案を一本上げた。
踊る大捜査線のワンシーンを思い出す。
「正しいことをしたければ、偉くなれ」
我のあるべき姿とは、何だ?