稲葉のひどうさぎ 編作 いっちゃん。 | まれすけのギター日記

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ボツボツと趣味でやっているギター。それにまつわる話や、大好きな映画、読書の話、なーんの関係もない話などをいろいろと書き連ねてみようと思っています。

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その昔、因幡の国に、ギター収集が趣味で冒険好きの白うさぎがいた。

白うさぎは、自分の冒険心を満たすため、いつか、この海岸からすぐ沖にある島に渡りたいと思っていたが、この海には、「グーザメ」という名の恐ろしい大のギター好きの大サメがおり、泳いで渡るには食われてしまうという危険をおかさねばならない。

 

そこで、ある日、白うさぎは、グーザメを呼び出し、「私のギターの本数とあなたのギターの本数をくらべっこしよう」と持ちかけた。ギターの材を見せてくれと言いつつ、実は、海に浮かんだギターのバックを飛び石にして島に渡ってやろうという魂胆だった。

 

それを聞いて喜んだグーザメは、持っているギターを全て海に浮かべた。

すると、白兎は、そのギターをぴょんぴょん飛びながら、数え始めた。

ところが、この時点でグーザメは、この白うさぎを食うために一計を案じていたのだ。

 

白うさぎが島にあとすこしでたどり着くという時、最後に浮いていたのは、ギターではなく、野球のバットだった。グーザメは海の中で、野球の監督もしているらしく、ギターの代わりにバットを浮かべていたのである。

まあ、白うさぎがこのバットをクリアーしても、次に浮いているのは、キャッチャーミットだったから、いずれにしても結果は同じだったのだが。

 

さすがに身の軽い白うさぎでも、バットに乗った瞬間、バットが回り、海に落ちてしまった。

落ちて、ばたばたと犬かきならぬ、うさぎかきをした。この話には関係ないが、偶然、その横を大きな犬の皮をかぶった人間が流れていたそうな。

 

グーザメは、海でもがく白うさぎに食いついた。そして、その皮を食べてしまったのだ。

白うさぎは、必死で命乞いをし、命を助けてもらうかわりに、命の次に大切なギターを差し出した。それには鳩の絵がついていたそうな。

 

丸裸になりながらも命の助かった白うさぎは、浜辺で横たわっていた。

そこへ通りかかったのは、これもまたギター好きのオオイッチャンノカミ。苦しんでいる白うさぎを見てこう言った。

「早く治そうと思えば、私に1本ギターを渡しなさい。そうすれば、身体を治してあげよう。」

白うさぎは言われるままに、黒いギターを渡した。これには、バラの絵がついていたそうな。

オオイッチャンノカミは、「ちょっとまってね」と蒲をとりに行くふりをして、そのままどこかへ行ってしまった。

 

そこへ今度は、演奏家Z’B(ズービ)の地方公演を聴きに行った帰りのかなり太った、大きな神様が通りかかった。名前はオオマレスケノミコトという。

オオマレスケノミコトは袋の中から、蒲の穂を出した。そして、苦しんでいる白うさぎにかけてやろうと思ったが、その白うさぎの横に、なんと、鶴が傷ついて横たわっているのを見つけたのだ。

 

オオマレスケノミコトは、何かぶつぶつつぶやいていた。(鶴の恩返し・・・)

 

そして、結局、オオマレスケノミコトは、白うさぎにはなにもせず、鶴の方に蒲の穂をかけてやったのでした。

 

結局、大切なギターを2本とも取られ、しかも、傷ついたまま置き去りにされた白うさぎ。

オオマレスケノミコトがZ'Bの稲葉さんのファンだったこと、そして、あまりにもひどい仕打ち。

人々は、この出来事を哀れんで、この兎を「稲葉のひどうさぎ」と呼ぶようになったそうな。