憂鬱で将来不安の塊の国.、日本を離れ、約5年ぶりにクアラルンプール
に帰ってきた。
日本は完全に統治機能をなくしていて、無能政治家と無責任官僚が国民
もろとも殲滅せんと動いているようにしか見えない。
国民が不安になって当然で、確実に関東圏からの避難だけでなく、海外
避難を計画する人々も後を絶たない。
久々にマレーシアに帰ってきて思うのは、いかにこちらの人たちが恵まれ
てるかということ。 確かに、給料面での一般家庭での生活は、日本同様
に厳しいのだが、なぜか皆のんびりしている。
なぜ、マレーシア人は豊かなんだ?
考えられるのが、銀行の預金金利と不動産価格。
マレーシアでは現金預金に対して4~8%程度の利子が続いてきてい
るし、不動産価格も多少の上下はあっても、ほぼ一貫して上昇してきてい
るのが大きい。
この差が国民に与える経済的逼迫感の大きな違いの大元なのかもしれ
ない。
大前研一氏が指摘しているように、日本だけが、ここ20年間実質成長
ゼロかマイナスで、庶民の給料は確実に減少を続けてきている国は、
特殊な国家を除いてないということ。
考えたくはないが、19世紀国家の基盤を失った中国から多くの人が国を
離れ、世界中に散らばった。そこから、各地で商売人気質を発揮して、
同郷人同士の結束も固く、多くの祖国を離れた中国人が経済的成功を
収め華僑財閥を築いた。
21世紀は日本が同じような運命を背負う可能性がないともいえない。
ただ、海外で日本人がどれだけの成功をおさめられるかは未知数。
華僑ならぬ和僑の活躍を祈るとともに、成功した和僑の方々には、
是非後進の指導に命がけで取り組んでもらいたいと祈らずにはいら
れない。
私の見るところ、海外でのサラリーマン交友以外での起業家同士の
交流は非常に心もとなく感じている。 これは、気質に寄るところが
大きい。
もともとサラリーマン気質の強い日本人は群れるのが好きだが、
海外で起業を目指すような人間は、もともと群れることを極端に嫌う
性質があるためだと思う。
ただ、大きく日本人が海外で成功していくためには、海外起業家同士
の強いネットワークを今から作っていくべきだと感じる。
華僑やユダヤ人に学ぶ本が多く出てますが、本当に心底、彼らの
逆境を生き抜いてきた哲学や考え方を身に付ける心構えが大切と
思う。
次回は、マレーシアの商売事情について述べたいと思います。
