このブログは当時の日記をたどりながら
ダウン症をもった希(マレ)を妊娠、出産、現在までを
詩と物語で綴っています
【154話】星に願いを
七つ歳の離れた妹がまた遊びに来た
マレの横に寝そべり何か二人で話をしている
その姿を眺め
妹が赤ちゃんだった頃を思い出した
まだ姉と二人だった頃
友達の弟や妹の存在がとても嬉しかった
母に言うと
「亡くなったおじいちゃんの星に
毎日お願いしなさい。」
と言われた
素直だったあの頃のわたしは
夜になると一番大きく光る星を必死で探し
見つけると胸の前でそっと手を合わせ祈った
つづく