【詩】母にはまだなれないけれど


息をしている


ただそれだけで


眠るきみを眺めて


うれしくて泣いて


今も変わらない


寝顔が愛しくて


じっと見つめている




母とはなにか


深く感じることも


まだ分からない


その途中で


それでもただ


きみが可愛くて


こうして見つめているだけで


幸せと思える




母にはまだ


なれないけれど


まだ分からない


その途中を


迷いながらも


楽しみながらも


共に生きる日々を


幸せと思える