急な雨のあとは眩しすぎて
吸い込まれそうだった

飛びたいと叫んだ
きみの瞳も輝いてる 

自転車で下った長い坂道
ばたばたと服が鳴る

髪が顔にかかったけれど
そのままにして走った

後ろできみは両手を広げ
今にも飛んでしまいそう

止まった信号で振り返り
手を握ったきみは

飛びたいと笑って叫んだ