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優勝請負人! 稀山 亀一郎

おれは稀山亀一郎(まれやまかめいちろう)。高校球界では「優勝請負人」と呼ばれている。輝かしい現役時代。プロ入り拒否し、教師として赴任した都立墨谷高校で、弱小だった野球部を5年で夏の甲子園優勝に導いた。優勝請負人、おれ稀山亀一郎の明日はどっちだ!!!

大会前最後の練習試合。八潮高校と対戦。


最終調整ということで、これまで控えにおいていた打撃の良い中村と長谷川をスタメンで起用してみた。守備には目をつぶるとして、はたして期待通りのバッティングをしてくれるかどうか。このふたりがこのチームの戦力となるかどうかの見極めをしようと思った。



投手はエースの関根寿人が先発。プレイボール!



大宮北 000 1

八  潮 000



大宮北が4回に先制!珍しく早めに試合が動いたなー。



その後、7回に1点追加し、迎えた9回。

長谷川の満塁ホームランが飛び出し、7対0と大量リード!



大宮北 000 100 105

八  潮 000 000 00


そして、エース関根寿人が被安打4で完封。今日は完勝。こんな横綱相撲は初めてだあ。


大宮北 000 100 105   7

八  潮 000 000 000   0



先発で起用した中村と長谷川については、ふたりともそろって5打数2安打と結果を残してくれた。特に長谷川については満塁ホームランのオマケつき。こいつら二人をレギュラーに据えたら、少しは貧打も解消するかもなんだけど。


でもこのレベル(Eランク)で通用しても、もっと上のレベルだと通用しないかもしれないし。相手レベルに関係なく安定的に発揮できるのは、なんといっても守備力なわけだし。やはり貧打覚悟でも守備力優先で起用したほうがいいかな、とも思って。



結論。中村と長谷川はやはり代打の切り札で起用する、と。

このところチーム全体で守備練習ばっかりやっているのだが、一年生の村上がもう少し練習ができることになったというので、その分は打撃練習に振り分けることにした。長打、巧打、選球とバランスよく。


このようにして少しずつでも打力が向上していけばよい。特にやつは一年だし、まだまだ先があるワケなので。

さて、本日も練習試合。大宮光陵高校と対戦。


今回は1年生投手の秋山を先発させることにした。ヤツのデビュー戦となる。現時点では球威も全くないし、もしかしたら打ちこまれるかもしれないが、その場合はエース関根寿人のリリーフを仰げばいいし、なにしろ秋山は来年秋以降の主力ピッチャーになる選手だ。今のうちに経験値をあげといてやらないといかん。



というわけで、試合開始。




ところが予想に反して、秋山が力投!9回表まで相手打線を5安打に抑える完璧なピッチング。球速を抑えて、コントロール重視で投げているのが功を奏したようだ。


大宮光 000 000 000

大宮北 000 000 00




そして打線は相変わらず湿りがちだったが、9回ワンアウトから三連打で満塁とした後、直後のライトフライを相手野手が落球。サヨナラ勝ちとなった。


大宮光 000 000 000    0

大宮北 000 000 001×  1




秋山は初登板初完封で初勝利。だが公式戦ではやはり心もとないだろう。来年に期待、である。