ネルス・クライン・シンガーズの新作『Share the Wealth | ノイズのなぐさめ

ノイズのなぐさめ

歪んだ美意識。
ちっぽけ 些々たる しがない
たわい無い 些末 末梢的
スマート、スィート、デンジャラス
大切なのは長く働くこと。

Wilcoのギタリストとしてのみならず、さまざまなプロジェクトでも多岐な才能を発揮しているネルス・クラインのブルーノート3枚目のアルバムの登場。 本作では、サックス奏者でありパンク・ジャズの象徴でもあるSkerik、キーボードの驚異的な存在であるBrian Marsella、ベースの大御所Trevor Dunn、長年のコラボレーターでありドラマーでもあるScott Amendola、ブラジル人パーカッショニストのCyro Baptistaをフィーチャーした彼の長期プロジェクト「The Nels Cline Singers」の拡張版を収録した、自然発生的かつ実験的な音楽プログラムを披露。 "このバンドは、一緒にライブをしたことがないんだ 。だから、基本的には全てが実験だったんだ。私たちはこれらのジャムを録音したんだけど、その中から小さな断片を取り出して、カットアンドペーストでコラージュしたようなサイケデリックなレコードを作ろうと考えていたんだ。でも、これらのジャムを聴き返してみると、とても気に入ったので、そのままにしておきたいと思ったんだ。そして、最も驚くべき変化のいくつかは、それらは編集ではない。スタジオでの長い即興演奏の中で起こったもので、ほとんど魔法のようなものなんだ」と本人は語る。 ブルックリンのザ・バンカーでクラインとイーライ・クルーズが共同プロデュースした本作は、クラインのこれまでのブルーノート作品の中で最も実験的で最先端の作品と言える。セッションに持ち込んだわずかな素材は、その場で学んで録音したんだ」と彼は説明する。"Beam/Spiral "について、クラインは次のように語っている。「インディ・ロックの風味が少し入っていて、特にセカンド・セクションにはインディー・ロックの風味がある。あれはシンガーズの典型的なもので、ドキドキするような8分音符と大きなコードだよ。しかし、よりオープンエンドなファースト・セクションは、初期のウェザー・リポートやウェイン・ショーターの『オデッセイ・オブ・イスカ』を思い出させてくれる。注目作品だ! https://tower.jp/article/feature_item/2020/10/13/0115