1960年代に消滅の危機にあった活版印刷。今、若いアーティストたちの熱い注目を集めている。そんなアーティストたちに利用してもらおうと、ブルックリンに活版印刷の工房を立ち上げたのは、ダン・モリス、31歳。100年以上も前の印刷機や数万点に及ぶ活字を、いつでも使えるようにした。利用料は1時間1500円。大勢のアーティストがダンの工房で作品作りに取り組んでいる。大学でアートを専攻し、活版印刷に可能性を見いだしたダン。古い印刷工場で修行を積んで、その技術をマスターした。希少価値のある活字を復刻するなど、新しい取り組みを続けている。そんなダンの姿を通し、21世紀の新しい活版印刷の世界に迫る。