トラフィック初のライヴアルバムは、1971年の7月にロンドンで開催されたオズマガジンの救済コンサートと、クロイドン(ロンドンバラの1地区)のフェアフィールドホールでのプレイを収録している。メンバーはスティーヴ・ウィンウッド、ジム・キャパルディ、クリス・ウッドに加え、ベースにリック・グレッチ、デレク&ザ・ドミノスのメンバーだったセッションドラマーのジム・ゴードン、スウェーデンでのギグで知り合ったアフリカ出身のパーカッショニスト、リーボップ・クワク・バー、それにアメリカから戻っていた元メンバーのデイヴ・メイスンを加えた7人がラインナップされている。このメンバーによるコンサートはデイヴの参加も大きな話題となり大成功を収めた。英国で6回のコンサートを開催した後、デイヴはバンドを離れて再びアメリカに渡った。残りのメンバー6人は、さらに英国各地とアメリカでのツアーを実施すると同時に、スタジオ録音による新作のためのレコーディングにも着手した。
ジャケットにはトラフィックという表記の代わりにメンバー名が列記されているが、ジャケット裏面にはトラフィックのシンボルが食卓上の瓶にしっかりと入っており、このバンドのアルバムとして制作されたことは間違いない。また "Canteen" とは「食堂」の意味だが、裏面のお品書きに収録曲目が入っているのも面白い。トラフィックは当初アメリカでのレコード発売元であるUA(United Artists)とアルバムをもう1枚リリースするという契約があったが、前年のアメリカツアーを収録したライヴ盤が発売中止になったため、その代替として本作を急遽制作したとも考えられている。
Welcome To The Canteen
Traffic
Welcome To The Canteen
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