GREAT JAZZ PIANO
~ JANCY KOROSSY[Import] (アーティスト)
"2007年2月売りのSJ誌輸入盤ワールドのコーナー掲載。ヤンシーのエレクト・レーベルに収録された音源15曲です。今聴きなおすというか、今聴いてやはり稀有な人物であった、すなわち「楽しめるピアノ」であることを認識する内容。「A NIGHT IN TUNISIA」「BROADWAY」「BUT NOT FOR ME」「LESTER LEAPS IN」「THAT OLD DEVIL CALLED LOVE」「JITTERBUG WALTZ」などのピアノソロ、トリオ演奏など。 JANCY KOROSSY(p)"
母国ルーマニアの他ハンガリー、チェコ、ポーランドなど60年代には東欧圏全域で活躍しつつ絶大な支持を得、その後ドイツ→アメリカと活動の場を移し、近年に至るまでヨーロッパで元気に活躍を続け新作も出していた、抜群のリズム感と力強いタッチに定評を得るモダン・ピアノの名匠ヤンシー・キョロシー(1926年ルーマニアのKolozsvar生まれ)の、本盤はその極めつけの名演を15曲チョイスした編集物。トリオによる代表作「Jancsi Korossy」(1965年Electrecord原盤)や「Identification」(69年MPS原盤)の他、ズート・シムズらと組んだ81年の米アトランタでのライヴ(Live At E.J.'Sより後年発掘リリースされたもの)や、Ramona Horvathとの2ピアノ・デュオ、ソロ・ピアノの短尺即興、といったレアめの音源も押さえられた中々プロフェッショナルな好編纂内容である。→さすがリズム感抜群のファンキー&ダイナミックなソロ・ピアノ、ブルースの吟醸的コク味とおおらかな歌謡性を満載した意気溌剌の2ピアノ・デュオ、苦味走った硬質でストイックなバップ・イディオム・プレイに殊の外凛々しく瑞々しい魅力を感じさせる65年トリオ、リズミカル&キャッチーな娯楽色を強化したR&Bスタイルの69年トリオ、寛いだ調子で伸び伸びとハートフルに歌曲的詩情を歌い上げつつ交歓に興じた、ズート入りの和気あいあいなライヴ、等々、バラエティーに富んだ構成で、キョロシーのオーソドックス&エンターテイニングな生粋(ファンキーめ?)ハード・バッパー&メロディストぶりが堪能できる、充実のテイスティー編。