土壁(つちかべ)は、土を用いて作られた壁、もしくは日本の伝統工法によって作られた壁の両方の意味がある。一般的には、後者の日本の伝統工法によって作られた壁を指す場合がほとんどである。
日本の伝統工法によって作られた土壁には、他の呼び方として、塗壁、左官壁、日本壁など様々な呼称があるが、明確な定義付けは行われていない。一般には木舞(こまい)と呼ばれる格子状の枠に土を塗り重ねた壁を指して用いられることが多い。
漆喰の出来上がるまで
鉱山から採掘された石灰石を拳大に均等に砕いて窯に投入して焼成すると生石灰が出来上がります。
出来上がった生石灰に散水すると消化反応(発熱作用)を起こし、消石灰が出来上がります。
これにスサとのりを加え、しっくいを調合して壁に塗りますと
水分が適度に蒸発し、空気中の二酸化炭素を吸収しながら、元の石灰石に戻ろうと硬化する。
摂氏900~1000度で焼成
焼成すると、石灰石中の二酸化炭素が放出される生石灰となる。
適量な水を加える事により、発熱反応を起こし消石灰となる。
消石灰に、ノリ剤や麻の繊維等を加え調合したものを漆喰という。
しっくいは日本の伝統建築の代表として使用されてきました。左官用消石灰に海藻糊、麻スサを混ぜる天然素材の建築材料です。施工後、二酸化炭素を吸収して硬化していくしっくいは、古くから耐久・耐火を求められた城郭、寺社に使用されたり、台風対策の為に瓦止めとして使用されてきました。最近はシックハウス対策などから環境に優しい内装材としてしっくいが見直されてきております。
長所
・湿式工法であり、目地の無い仕上げを実現できる。
・目地が無い為、外壁の防火性、防水性が向上する。
・模様付けや色付け等、多彩な仕上げができ自由な表現が可能。
・あらゆる形態の建築物に施工可能。
・不燃で調湿機能があり、内装用に最適である。
・工事の過程が美しい。
・長持ちする。
・塗り壁の部屋にいると癒される。
・施工組織(左官組合)全国に存在しどの地方でも施工可能である。
・不燃で断熱性に優れ、CO2(炭酸ガス)、アンモニア系を吸着する。