* 1960年代は洋楽をベースとしたコミカルなイメージのカバー曲を中心に数多くのヒットソングを歌い、1970年代に入ってからは「白い蝶のサンバ」の歌謡曲が大ヒットした。ニックネームは「かよチャン」。
* 1958年夏、札幌のジャズ喫茶『ロータリー」で歌っていたところを、マナセプロダクション社長の曲直瀬正雄にスカウトされて上京する。水原弘率いる『水原弘とブルーソックス』の専属シンガーとなる。1959年年12月の日劇ウエスタン・カーニバルに初出場。
* 1960年6月、イタリアの歌手ミーナ(mina)の『月影のナポリ』(Tintarella di luna)の日本語カバーでレコード・デビュー。『月影のナポリ』は50万枚を売り上げて、いきなりの大ヒットとなる。続く『メロンの気持』『月影のキューバ』などヒットを連発。ミュージック・ライフ誌の人気投票女性部門で第1位に選ばれる。また新人としては異例の早さで同年のNHK紅白歌合戦に初出場します。以降『じんじろげ』『パイのパイのパイ』など歌謡曲やカバー曲で数々のヒットを飛ばす。特に1961年リリースの作詞渡舟人、作曲中村八大の『じんじろげ』は、コミカルでまるで呪文のような意味不明な歌詞が強烈な印象を与えてヒットし、その年の流行語にもなった。
* やがて、ビートルズの登場とともに日本語訳詩のカバー曲が流行らなくなり、テレビなどの表舞台からは遠ざかる数年間の不遇の時期を経て、27歳で結婚。結婚後もクラブやジャズ喫茶でライブ中心の活動をしていた。
* 1970年にリリースした作詞阿久悠、作曲井上かつおの『白い蝶のサンバ』は、早口言葉のような出だしのサンバの軽快なリズムにのせた純国産のポップな歌謡曲で、大ヒットしてミリオンセラーとなる。前年、出演中の新潟のクラブの楽屋にやって来た水原弘に、もう一度メジャーでやってみないかと励まされ、数曲の候補曲の中から森山自身が選定し再起を期してリリースしたのが『白い蝶のサンバ』である。この曲でこの年のNHK紅白歌合戦に、8年振り4度目の出場を果たした。
* 現在も、舞台やショーで歌手として活躍している。
代表曲 [編集]
* 『月影のナポリ』 (1960年6月)(Mina『Tintarella di luna』のカバー。訳詞:岩谷時子/作曲:B.D.Filippi、ザ・ピーナッツとの競作。シングルB面:「白鳥の恋」チャイコフスキー「白鳥の湖」より)
* 『メロンの気持』 (1960年8月)(Rosemary Crooney『Corazon de melon』のカバー。訳詞:ホセ・しばさき/原作詞・作曲:Carlos Rigual/編曲:岩井直博、後にゴールデン・ハーフがカバー。B面:「悲しきインディアン」)
* 『月影のキューバ』 (1960年10月)(『MAGIC MOON』のカバー。訳詞:ホセ・しばさき/作曲:Michael Merlo/作曲:Patrick Welch/編曲:高見弘。1960年第11回NHK紅白歌合戦初出場曲。B面:「黄色いバスケット」)
* 『じんじろげ』 (1961年1月)(作詞:渡舟人/作曲:中村八大/編曲:高見弘、B面:「恋の汽車ポッポ」)
* 『ズビズビズー』 (1961年4月)(Sophia Loren『ZOO BE ZOO BE ZOO』のカバー。訳詞:みナみカズみ/作詞&作曲:Williams Shepherd & Alan Stanley Tew/編曲:ダニー飯田、B面:「ボーイ・ハント」)
* 『パイのパイのパイ』 (1961年5月)(オリジナル曲『パイノパイノパイ』とは歌詞が違う。作詞:渡舟人/作曲:神長瞭月〔添田さつき〕/原作曲:Henry Clay Work/編曲:中村八大、B面:「小ッチャナ恋」)
* 『ポケット・トランジスタ』 (1961年7月)(Alma Cogan『Pocket Transistor』のカバー。訳詞:漣健児/作曲: Jack Keller、Larry Kolber/編曲:ダニー飯田。飯田久彦との競作。B面:「可愛いめんどりが歌った」)
* 『ウェディング・ケーキ』 (1961年9月)(Siv Malquist - Siw Malmkvist『Wedding Cake』のカバー。作詞:渡舟人/作曲:ロス/編曲:ダニー飯田、B面:「あなたの自由に」)
* 『いつもアイ・ラヴ・ユー』 (1961年11月)(坂本九とデュエット。B面:「シンデレラ」1961年第12回NHK紅白歌合戦出場曲)
* 『可愛いベイビー』 (1962年5月)(Connie Francis『Pretty Little Baby』のカバー。訳詞:漣健児/作曲:D.Stirling・B.Nauman。中尾ミエ、沢リリ子らとの競作。B面:「大人になりたい」)
* 『五ひきの仔ブタとチャールストン』 (1962年7月)(『Shimmy Shake』のカバー。訳詞:漣健児/作曲:Norman Malkin/編曲:寺岡真三。安村昌子との競作。森山加代子音楽事務所を設立、久々のヒットとなる。1962年第13回NHK紅白歌合戦出場曲。B面:「ジョニー・エンジェル」)
* 『トビア』 (1962年9月)(B面:「内気なジョニー」)
* 『夜のデイト』 (1963年2月)(Connie Francis『Someone Else's Boy』のカバー。訳詞:漣健児/作曲:Wilson Whitcup、B面:「ゆるして欲しいの」)
* 『涙のラバー』 (1963年2月)(Nat King Cole『My First And Only Lover』のカバー。訳詞:漣健児/作曲:Artie Kaplan, Paul Kaufman/編曲:大沢保郎、B面:「夢のイタリア」)
* 『ワン・ボーイ』 (1963年8月)(Joanie Sommers『One Boy』のカバー。ミュージカル「バイ・バイ・バーディ」より。B面:「ちっちゃな星」)
* 『一人で泣かせて』 (1963年11月)(B面:「月へ帰ろう」)
* 『白い蝶のサンバ』 (1970年1月)(作詞:阿久悠/作曲:井上かつお/編曲:川口真、B面:「恋は今死んだ」)
* 『ふりむいてみても』 (1970年5月)(作詞:阿久悠/作曲:井上かつお/編曲:川口真、B面:「あなたに酔いしれる」)
* 『お嫁に行きたい』 (1970年8月)(作詞:なかにし礼/作曲:鈴木邦彦/編曲:鈴木邦彦、B面:「火遊びのサンバ」)
* 『花喰う蟲のサンバ』 (1970年11月)(作詞:阿久悠/作曲:井上かつお/編曲:川口真、B面:「嘘を許して」)
* 『人の気も知らないで』 (1971年4月)(作詞:なかにし礼/作曲:川口真/編曲:川口真、B面:「男なら我慢して」)
* 『奇跡は一度もないの』 (1971年11月)(作詞:有馬三恵子/作曲:葵まさひこ/編曲:葵まさひこ、B面:「階段の足音」)
* 『忘れられた女』 (1972年10月)(作詞:千家和也/作曲:井上忠夫/編曲:青木望、B面:「待ちぼうけ」)
* 『恋の魔法使い』 (1974年1月)(作詞:増永直子/作曲:美樹克彦/編曲:馬飼野俊一、B面:「悲しみの終点」)