舞踏家、田中泯 (タナカミン)。1945年東京生まれ。前衛と伝統の融合を求め、日本、世界各地で舞踊、オペラ、演劇、美術展に活躍。師である土方巽の洞察を継承、日本の風土に育った身体と感情を出発点としながらも、舞踏の普遍的魂を世界に求める。81年~97年多国籍の舞踊グループ「舞塾」を率いて、毎年、数十カ国からの参加者と国内外で公演、ワークショップを行う。85年、山梨県白州町に身体気象農場開設、天地や動植物と共有する生命過程を舞踊の軸とする。また“芸術になる前のオドリ”を探るため95年、舞踊資源研究所を発足。世界各地の伝統伝統・民俗芸能を採集記録する国際的ネットワーク作りを推進。
98年春より「本村プロジェクト」として本格化。舞踊のフィールド・ミュージアム作りと、放置され過疎化の進む山村の茶畑の復活、その山村生活の復活そのものを目指す。
97年、国際共同制作で「ムンク─生命の踊り」(ノルウェー)、「20世紀末版 春の祭典」(ロシア)、「ROMANCE」(多国籍)など6本新作を発表。
00年より現在、舞踊団および農事組合法人「桃花村」主宰。
桃花村のおもな作品に画家ゴヤのエッチングをテーマに「ゴヤのシリーズ上演」「ひとさらい」「家族からからか」など。02年からモスクワ市立演劇学校舞踊科と舞踊団の開設を推進。