ベルギー出身のギタリスト | ノイズのなぐさめ

ノイズのなぐさめ

歪んだ美意識。
ちっぽけ 些々たる しがない
たわい無い 些末 末梢的
スマート、スィート、デンジャラス
大切なのは長く働くこと。

Rene Thomas/
Hommage a...Rene Thomas

(Timeless CD SJP 398)

1.My Wife Maria
2.Jesus Think of Me
3.Star Eyes
4.'Round about Midnight


Rene Thomas (guitar)
Rob Franken (e.piano)
Koos Serierse (bass)
Louis Debij (drums)

recorded on Feb.21,1974
at De Boerenhofstrede,Laren,Holland

ベルギー出身のギタリスト、Rene Thomas(ルネ・トーマ)は1927年生まれ、75年1月に心臓疾患で死去。このアルバムは彼の晩年の作品で、軽やかなRob Frankenのエレクトリック・ピアノがこの頃の雰囲気をよく伝えています。
ベースのKoos Serierse、ドラムのLouis Debijについては詳しい資料がありませんが、名ギタリストのサポートをこなすにとどまらず、好演奏を聴かせてくれます。会場であるオランダのライブハウスの大きさも分りませんが、店内の和やかなムードが演奏とともにじんわり伝わってきます。
ライナーノートによると、この「貴重な」録音テープはタイムレス・レコーズが「掘り出した」とあります。Rene Thomasの晩年作というだけでも貴重なのでしょうが、派手さはありません。レコーディングを意識している様子はとくになく、全体にリラックスした雰囲気で演奏が続きます。
多くの著名ギタリスト同様に、あふれ出る音からは、妥協ゼロの厳しい姿勢が伝わってきます。その一方で引き込まれるようなソフトで滑らかな音を聴かせ、非常に聴きやすくもあります。一部のギター好きだけでなく、広範囲のリスナーが楽しめるアルバムでしょう。
このアルバムは、タイムレス・レコーズのサイトの試聴後すぐに注文したのですが、それまでこのギタリストの名前さえ知りませんでした。ジャズ批評ギタリスト大全集VOL.2を読んでみると、村上智一氏の詳細な紹介がありました。これによればRene Thomasは、「ジミー・レイニーをすみずみまで研究、模倣」したギタリストなのだそうです。