日本人が製作した楽器というだけで売るのが難しいという現実もあって、現在の日本では日本人製作家の99%は修理で食っているといっていい現状があることも念頭においておくべきだと思います。俗に日本人は「作れば作るほど儲からない」などと言うくらいで、作ってもコンスタントに売れる人は一握り。それよりは確実に需要のある修理、あるいは儲けの大きい販売をメインにした方が収入の面では確実に安定します。はじめは製作家を志していたが、最終的には製作は数年に一本程度で、修理をメインに楽器を販売する楽器店の主で落ち着く、というパターンがこの世界では非常に多いということは知っておいていいと思います。
あまり無責任な事は言えませんが、純粋に製作家としてやっていくことに主眼を置くなら日本よりも製作と修理の分業がなされているイタリアなど海外に活躍の場を求めた方がまだ可能性はあるかも知れない。
stranger than sales