近藤史恵 「三つの名を持つ犬」

　この表紙とタイトル。

　完全に騙されました。

　私はこの本は、3人の飼い主のところを 転々としたワンちゃんの物語かと思ったのです。

　娘「はるかもそう思った」

　夫「僕もそう思ったよ違うんだ」 

　どうやら我が家は全員騙されるタイプの人間のようですね🤣。

　ま、確かに飼い主は代わるのですが。。でもそこがメインの話では決してナイ。

　m「ママもそう思ったんだけど、これがとんでもないのよ🤣」

　いや、さすがですね。さすが、物書きさん👏。絶妙なタイトルです。

　読み始めて程なくしてとんでもないことが起こり。。ハラハラしながら一気に読みました。

　ちょっと苦手な種類の圧迫感がある物語でしたが、ラストに希望の光が見えて安心できました。

　人は、一瞬の判断の誤りで人生が全く変わってしまうものですね。この物語に似た場面に遭遇してしまう可能性なんて、誰にでもあると思います。

　人生、一寸先は闇ですね