イタリア🇮🇹の友人、カルロからのメッセージより。

 友人のお母さんのお宅には、住み込みで介護をしてくださってる care giver の Irina という女性がいます。とても働き者で誠実で、友人もお母さんも信頼を寄せているようです。

 Irina はウクライナ🇺🇦人です。家計を助けるために出稼ぎに来ています。 
 時々はウクライナに帰ったりもしますが、ウクライナとイタリアの往き来は飛行機代を節約するために、3日かけてバスを乗り継いでいるようで。未だウクライナは EU の加盟を許されていませんので、 国境を超える際に一日も足止めを食らうこともあったりと、なかなか大変なようです。

 そんな彼女が、ここ数日すごく心配しているようだと。
 ウクライナ政府は、必要な装備も与えないままウクライナの男性たちを戦場に送り込んでいるようです。実際彼女は息子のために、ヘルメットと防弾チョッキ を買ったのだと。

 彼女の息子は今 NATO のイタリアの施設にいて、まもなくシチリアに送られ、そこで3ヶ月間訓練を受け、それから前線に送られる予定だと。

 戦争が始まった時は、彼女の息子はもう40歳を過ぎているので戦場に送られることはないと聞いていたのに。
 国民の経済状況は決して良いものではなく、lrina のように3日かけてでもバス移動で国境を越えて出稼ぎをしている家庭もあるくらいなのに。
 それなのに、長引く戦争でどんどん余裕がなくなり、必要な最低限の装備も与えず、そして最初は対象外とされていた年齢層の男性たちまで戦争に駆り立てているウクライナの現状。

 ロシア🇷🇺からは歩み寄りの姿勢など全く見られず、そればかりか先月22日に行われたイスラム☪️過激派組織によるモスクワのコンサートホールのテロ攻撃でさえ、彼らからの犯行声明が出ているのにも関わらず、ウクライナの差し金だとこじつけ、ウクライナを悪者にし、国民の感情を煽ろうとするロシア政府の、プーチンの態度。

 一向にに終わる気配のない戦争に国民がどれだけ疲弊しているのか。
 何故ロシアもウクライナも、為政者たちは自国民を大切にしないのでしょうね。国民がいなければ、国は成り立たないというのに。

 どうか Irina の祈りが神さまに届きますように。