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marcyのしりとりエッセイ

基本的にはTwitterやツイキャスで管を巻いておりますが
ちょっとしたお告げ、という名の思い付きで
毎回、テーマ名をしりとりしながらエッセイ的ブログを書いていきます。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 小さい頃はあまりゲームを買い与えてもらえなかった我が家ではあるが、小学校3年生くらいの時に父親からゲームボーイをプレゼントしてもらった。

 確かクレヨンしんちゃんの「ごきげんアスレチック」というソフトだったと思う。

 

 

 初めてのゲームに大喜びの僕は、至る所にこのゲームボーイを持って行き、いわば「宝物」のように扱っていた。

 

 

 それからしばらく経った夏の頃だったか、家族で親戚の家に遊びに行くこととなった。

 場所は東京の奥多摩。東京の中では自然が多く残る僻地である。

 車で山道を1時間程走るのだが、もちろんそれにもゲームボーイを持って行った。

 

 

 軽自動車の後部座席、ウキウキでゲームをプレイする僕は

 

 

 30分後、青梅の道路脇でゲロゲロに吐き散らかしていた。

 

 

 

 改めましてどうも。

 車酔いがひどい者です。

 

 小学校高学年ともなれば、自分がいかに車に弱いかというのが自覚できるもんですが

 この時の僕はゲームの楽しさに心奪われてたんでしょうね。

 まさか朝飯と胃液を奪われるなんて思ってもみなかった。

 

 

 時は過ぎ、専門学校3年生の時。

 ひょんなことから、友人6人で、スノーボードに行くことになった。

 男子2人、女子4人。僕ともう一人の男子は「イソ」というあだ名のひょうきんなクラスメートだった。

 

 僕はこの時に夜行バス初体験。夜9時頃に新宿から出発し、翌朝6時頃に長野に到着する。

 初めての友人との旅ということもあり、テンションが上がっていた僕は、完全に目が冴えていた。

 

 「バスでどんな話しようかな…」

 「あ、なんかみんなで遊べるゲームとか持ってきた方がよかったかな…」

 

 なんて思いながらバスに乗り込む。もちろん隣の座席にはクラスメートのイソ。

 

 「さてさて、バスの中でもたくさん思い出を作ろうじゃないか…!」

 

 と鼻息荒くしていた矢先、運転手から耳を疑うアナウンスが。

 

 

 

 「えー、消灯となります。おやすみなさい」

 

 

 おいおい正気か。

 気は確かか。

 「寝言は寝て言え」なんて言うが、一番寝られちゃ困るお前がそれ言うのか。

 

 

 パッと隣見たらイソ寝てるし。

 考えてみたらこの人たち、同じようなメンツで去年も夜行バス使ってるんだった。

 消灯時間があるってことも知ってたってことか。

 

 教えてよぉ。

 オレめっちゃ目が冴えちゃってるじゃん。

 夜更かしに備えてレッドブル2本とか飲んじゃってたじゃん。

 

 仕方なく携帯でポチポチ友達にメール打ったりしたが、夜中の2時とかになるとかまってくれる友達もいなくなるわけで。

 次第に胃も気持ち悪くなり。

 確か最初のアナウンスに「途中休憩はありません」的なことも言ってたことを思い出し。

 ひたすら寒い車内で絶望に打ちひしがれていたという淡い記憶。

 

 それから、家族でバス旅行に行ったりすることも多くなったが、基本的には発車と同時にイヤホンで音楽聴きながら爆睡、というスタンスを取っております。

 

 

 2012年に仙台で行われたAIR JAMも昼行バスで往復したし、その専門学校時代以来、夜行バスというものには乗っていない。

 景色もあまり楽しめないし、何より、自由を奪われている感じがしてどうにも馴染めないだろう。

 

 

 よくあの人たちは何度も何度も夜行バス乗ってるな…と心から感心する。

 

 

 これからも、バスで遠方に移動するときは昼行バスで向かうことを固く決意した2019年でありました。