先日、キリンビールがメルシャンに対しTOBを実施し、株式の50.12%を取得したというニュースが流れました。
これによりキリンビールはアサヒビールを抜き酒類売上業界トップとなりました。
ビール系飲料のシェアトップも2006年上半期にアサヒビールから奪還しており見通しが明るいですね![]()
キリンビールは長期間にわたり業界トップに君臨していましたが2001年にアサヒビールにトップの座を明け渡してしましました。
この年に社長に就任したのが現会長である荒蒔康一郎氏です。
荒蒔氏が就任すると「お客様本位」の改革を行いキリンビールの復活へ導いた事は有名な話です。
順風満帆に見える荒蒔氏の采配ですが若い頃は相当な苦労をなされたようです。
30数年前国際展開を模索していたキリンビールは荒蒔氏にアメリカの企業の実態調査を命じました。
有力な人物の紹介などで様々な企業とアポイントを取るものの全く話聞き入れてくれないことがあったようです。
「わざわざ日本から来た」とか「異業種」ということは全く関係なく、メリットが無ければ情報を伝える必要はない、と言われたそうです。
そして日本人とアメリカ人との思考の差を痛感したそうです。
結局この調査は失敗に終わったそうですがこの「失敗」があってこそ、その後のアメリカ企業との事業における交渉に役立ったのでしょうね。
そして王座陥落からの復活劇にはこれら「失敗」があってのこそでしょう。
今後もキリンビールは売上3兆円という高い目的を掲げていますし動向が楽しみです。
ちなみに私自身も1年前から長年愛飲していたスーパードライに別れを告げ一番搾りを飲んでいます![]()