『プロ野球選手の人生を変えた出会い』
【おすすめポイント】
①「もしも~がなかったら」と言う仮説で考えるプロ野球人生を変えた出会い
・プロ野球界で成功をした選手たちには、人、モノとの運命的な出会いがあった。
②プロテストで不合格になりかけ、プロ1年目でクビになりかけた野村克也さんは、どのようにして戦後初の三冠王になったのかと言う軌跡
・プロテストの遠投で合格の距離に届かないことに気付き、テストを担当していた職員が既定の線よりも前で投げるように言ってくれたエピソード、ID野球の基礎となった運命を変えた著書やスコアラーとの出会いがおすすめ。
③野村克也さんの人間性。
・「ぼやき」から態度がでかいような印象を受ける野村克也氏だが、自らの間違いを反省をする姿勢が素晴らしい。
大谷翔平選手の二刀流を「通用するわけがない」とプロ入りする際に酷評していたが、大谷選手の活躍を見て自身の評価が間違っていたことを謝罪している。子ども達にも間違えたら謝ると言う姿勢を教えたいし、私自身も実践したい。
また、現役時代に味方チームが投げたストライクの投球を審判から「ボール」と誤審されて試合に負けてしまったことに腹を立てていたが、自身がボールを受けた後に早く体を起こしてしまったせいで審判がボールを見えなかったのではなかと反省している。誤審に腹を立てるだけなく、自身の行動も振り返れることに野村さんの人間性が出ている。
【雑談】
・野村克也さんの本は数冊読んでいるが、「分析」「感謝」の要素が多いと感じている。私は野球をやっているわけではないが、教師の仕事にも「分析」「感謝」を仕事に活かせると思う。
・何年か前にキャリアパスポートに綴じるプリントのために、有名人や偉人のエピソードを小学校6年生に聞かせて感想を書かせると言う活動をした。その時は学年主任の先生が有名人のエピソードを集めてきてくれたが、自分の集めたエピソードではないので、ただ読み聞かせて終わりにしてしまった。
・自分の中で「働くって何」「生きるって何」と言うようなエピソードを読書を通して見つけておきたい。そういう意味で野村監督って素敵な人物だが、今の子どもが知らないのが残念。去年村上様が三冠王などの流れからぜひ紹介したい。
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