そして十日ほど経った頃、王が
“もうよいか”とききました。
ところが、紀渻子は
“いや、まだいけません。空威張りして「俺が」というところがあります”と答えました。
さらに十日経って、またききました。
“未だだめです。相手の姿を見たり声を聞いたりすると興奮するところがあります”
また十日経ってききました。
“未だいけません。相手を見ると睨みつけて、圧倒しようとするところがあります”
こうしてさらに十日経って、またききました。
そうすると初めて
“まあ、どうにかよろしいでしょう。
他の鶏の声がしても少しも平生と変わるところがありません。
その姿はまるで木彫の鶏のようです。
全く徳が充実しました。
もうどんな鶏を連れてきても、これに応戦するものがなく、姿をみただけで逃げてしまうでしょう“
~「荘子・外編」より~
この「木鶏」という言葉を
昨日の新聞で知りました。
意味は
「木製のにわとり。強さを外に表さない最強の闘鶏をたとえる。」
との事。
69連勝という大相撲の記録を持つ大横綱・双葉山にして
「未だ木鶏たり得ず」
と言わしめたこの境地。
究極です!!
今日のChillin'な一曲☆
Grover Washington Jr. - Just the two of us
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