社交ダンス愛好者の方は多かれ少なかれ、滑るフロアー、滑らないフロアーで苦労しているでしょう。
 
滑るフロアーで練習して、重心移動でピタッと止まれる様になるのが理想です、滑るところで練習しないと駄目と言われたものでしたが、異常に滑るところでは100%良い踊りを出し切る事ができないでしょう。
 
原因は、フロアーが滑る場合と、靴の裏がつるつるになって滑る場合があります。
 
その対策として、フロアーにはワックスを掛けたり、蝋やパラフィンの粉を撒いたりします、ワックスは塗り過ぎると全く滑らず、足を痛める事があるでしょう。ワックス掛けは噴霧器の様なもので極薄く塗るのがポイントです。
蝋やパラフィンはコンデションを整えるのに良い滑り止めと言えますが、撒きすぎに注意でしょう。
 
社交ダンスシューズは新品の時は靴の裏の革が毛羽立って滑らず踊りにくいものですが、暫くするとなじんで踊り易い靴になってきます。
裏が汚れて滑る様になれば、ワイヤーブラシなどで掃除すれば、また踊りやすくなります。
しかし裏の毛羽が無くなってくると、なかなか滑りに苦慮することになってきます。
そこでその対策として、滑り止めスプレーを使用したり、ひまし油を塗ったり、水を付けたり、石鹸を塗ったりしますが長持ちせず、一時しのぎにでしかないでしょう。
 
裏に塗り物をすると、革の目の中に汚れが染み込み、いよいよ悪循環、ツルツルピカピカになってくるもので、
いよいよ廃棄処分場送りになりますね。
 
だけど長年履き慣れた大好きなシューズをそう簡単に処分出来ない、私のような勿体無い人間が居る事と思います。
私は革が剥がれたりしたら、ボンドで接着して大切に使用してきました、数年前、四拍子さんが靴の裏の革を張り替えたと言う記事を思い出し、お蔵入りしてる靴が何とかならないかと思い考案したのが、次の魔法の靴です。
 
裏の革にどんな革を使えば良いかなっと思い、ホームセンターで探しました。
最初300円くらいの安い革手袋を買い、糸を解いて使用しました、ただ革の大きさが足らないので、2枚のつぎはぎになりましたが、踊りやすさは抜群です、しかし革が若干柔らかく、磨り減りが目立ちますが、今もOKです。
 
次にホームセンターで選んだ、溶接用の革手袋で値段は550円くらいで、革の大きさも充分で、革の硬さも理想的で、最高の踊り易さの靴に変身しました。
 
材料は、溶接用革手袋、ハサミ、洗濯バサミ、カッターナイフ、ボンドG17(接着剤は高価良いのが色々ありますが、最近の良いのはお奨めできません、100円くらいのボンドが最良です)
 
革手袋の縫い糸を解く                        革はツルツルの方を床に面する様形取り
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切り取る                               靴の裏をワイヤブラシやカッターナイフで掃除
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 ボンドを靴と革に塗る、厚塗りしない             クリップや洗濯ハサミで止めて完了
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明日になれば、余分の革をハサミで切り取ったり、良く切れるカッターナイフで切り取る。
気になれば、マジックインクで黒塗りして出来上がり、塗らなくても汚れてきます。
私は3ヶ月くらい使用してます、最初は新品の様に滑りませんが、直ぐ馴染んで来て、滑り過ぎず、ほど良く滑り、軽く掃除するだけで元に戻り、踊り易い靴になりホント気に入ってます。
 
もしやって見ようと思えば、不用の靴で試して下さい。
ヒールはする必要は無いと思います。
女性の靴は当然ヒールは不用ですが、女性はヒールカバーをしているのを見ると、大体外側が磨耗して斜めになってます、ヒールカバーも時々左右を入れ替えて、丸くなれば取り替えた方が良いですね。
 
又人間は足の長さが違う人が結構居るもので、左姿勢が保てないばあいがあり、ヒールの長さを変えて良くなる人もいます。
 
滑らないフロアーは、始末が悪いですね、足を痛める事があります、ホウ酸粉末を撒くと良くなりますが、薬局で買わなければならないです。