ガソリンスタンドでは、時々自分の手に負えないトラブルが発生する事があります。
最近の事例を紹介してみます。
 
セルフ洗車機でのトラブル
大型乗用車で、エアロと言って車の裾にスカートと言うか、ラッセル車みたいな車が良く見られますが、破損しかけでぶらぶらしてたのでしょう、洗車機ではじき飛ばされてしまいました。
お客さんはご立腹ですよね、だけど色々細かい注意書きがあり、最後にお客さんの責任の元で使用するように書かれているので、スタンド側では保障できません。
まあお客さんも細かい事まで読む人居ないでしょうが。
私達ではどうしようもないので、本社の社長と交渉していましたが、ケチの社長が出す訳ないです。
 
洗車機は、バックミラーやアンテナやワイパーなどの破損にも注意しましょう。
 
軽トラックのトラブル
あまり軽トラックに乗った事の無いお客さんで、ガソリンを入れにきたのですが、軽トラックにはガソリンの給油口とエンジンオイルの給油口が同じような外部に付いていて、間違ってエンジンオイルにガソリンを入れてしまいました。
ガソリンが沸騰してゴトゴトと音がして危険で、エンジンなんて掛けられる訳ないし、結局修理屋さんを呼んで運んでもらいました。
 
キーレスキー車のトラブル
最近の車は、キー無しでエンジンが掛かって、キー無しで走る優れものなのですね。そんな良い車が、動かせなくなりました。
お客さんは、隣の市から運転して来て、ガソリンをいれるため、エンジンを切ってガソリンを入れ、さて出発と言う時キーがありません。
キー無しで掛かるのと違うんかい、いやいやキーは近くに持って居なくてはならないのですね。
そのお客さんの車は娘さんの車で、家で娘さんがエンジンを掛けて、娘さんは電車で名古屋に所要、キーはハンドバックに入れたまま持って行ってしまいました。
そんな優れものとも知らないお母さん、車で当市へ用事来て、娘にガソリンを入れて置いてあげようと言う親心、エンジンを切ったら最後、掛けようがありません。
買った車やさんはお休みで、保険やさんや、JAFなどに電話して見積もりを聞いてビックリ、結局娘さんが帰るのを待つ事にしたのは良いですが。
スタンドの前に置かれても困るので、マーカスと2人で移動させました。
その移動も、ハンドルキーが掛かっているのでハンドル操作はできないし、キーが無いとギヤーチェンジが出来ず、ニュートラルに入れられないので車が押せないし、最近の車はバンパーが低く、スタンドのジャッキは入らないし大変で、すったもんだして何とか移動させました。
 
最近の新しい車は便利になってる半面、落とし穴があるのでご注意。
 
先日のトラブル
夕方6時頃女性が運転したワゴン車が入ってきて、ガソリンを入れる訳でもなく降りてきて、道でも聞かれるのかなと思って外に出たら、「車が急にガタガタと音が出だしたので、ちょっと見てもらえませんか」と言う事で、場内を走らせながら見たが、音はすれども何か分からず、ピットに入れ車の底の点検をしてみたが、動かないと音が出ないので分からず、ピット上で少し前後させ、原因が分かりました。
エンジンの駆動を後輪に伝える、プロペラシャフトと繋ぎのユニバーサルジョイントが外れかかって居るのがわかりました。
女性は姫路からやってきて、今から帰りたいので直してもらえないかという事でしたが、パンクも直せないマーカスにできる訳も無く、その旨伝え、JAFや救急修理屋などの電話を教え、修理依頼して、担当者が見にきましたが、簡単に直らないので、近くのホテルに1泊することで決着が付きました。
こちらも21時閉店なので、それまでに出て行ってほしいのでホッとしました。
 
長距離には、整備不良車だと思わぬトラブルが起きますよ、ご注意を。