キレッキレのダンスの女は、
フィールなカーペットを進んで行く。
魅せられた観客は、皆、深い吐息を吐いた。
ある意味、歓迎は圧倒的だった。
その夜はシンドイ基礎練習。
共に座って起きる友。
苦痛は深夜に及ぶけれど、
滲む全てをアクセントにする。
花柄スニーカーがお気に入り。
稽古場までよく履いて行く。
息と汗とを飛ばす舞台で、
いつかの夢を乱舞しよう。
明けてもピンクを纏っている。
努力のheroineは深呼吸をして、
いつもの朝の、普段の劇を、
新なる今日への感謝から始める。