恐かったです。
あの時、幼稚園に娘をお迎えに行き、家族で東京豊洲のキッザニアへ向って高速を走っていました。
お台場周辺で大きな揺れに気付き、高速を走るまわりの全車が緊急停止。
橋状になっている道路、ものすごく揺れました。
目の前のトラックの揺れは今までに見たことがないほどで、橋が折れて落下しないかという恐怖はなんとも言えないものでした。
近くのビルの間から、黒い煙がもくもくとすごい勢いで立ち上っていました。
娘は後部座席で熟睡しており、地震は知りません。不幸中の幸いです。
急いでラジオを付け、キッザニアの入るららぽーと豊洲前に到着すると異様な光景。
駐車場の屋上に向って、人々がぞろぞろと歩き、従業員の方々が地震と津波の注意を呼びかけながら非難していたのです。
建物は完全閉鎖で電話も通じず、目の前の海からくる津波に備えて上へ上へ。
とんぼ返りしようにも、交通は完全に麻痺。
途中、横浜市内の母との連絡が取れ、一安心。
居住地周辺は何も被害はなく、通常通りとのこと。
母は、夜になって留守にしている我が家の様子を見に行ってくれ、愛犬の世話をしてくれたそうです。
愛犬は、恐怖でなのかトイレも食事も水もまるで手付かずだったそうで、電話越しに私が名前を呼んだら「クーンクーン」と鳴いていて、母が「声が聞こえるから、電話を舐めながら尻尾をちぎれんばかりに振っているよ」と説明してくれ、思わず涙が出てきてしまいました。
渋滞の一般道をのろのろと帰ること13時間。
無事に家に着くことができました。
今日は、災害用の持ち出し荷物の確認と補充を済ませ、ゆっくり過ごしました。
今日初めてテレビで各地の状況を知り、愕然。
1日も早く、多くの方が安心して過ごせるようになってほしいです。
お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りいたします。