ユーリズミックス
アニー・レノックスとデイブ・スチュワートの二人組み。
この作品以降アニーの歌唱力に注目が集まりイギリス版「ドリカム」的評価で見る人も多いが私的にはデイブのセンスに凄さの方に感服した覚えがある。
それは後の作品例えば「ゼア・マスト・ビー・ア・エンジェル」で見せたような本来アニーの持つ高音域の伸びの素晴らしさを敢えて封印し、R&Bにエレクトリックポップを融合させたリズムに乗せ野太い低音で歌い上げさせた部分にある。
アニーは後その際立った歌唱力で注目を浴びることになるが、ここで封印したその決断が素晴らしい。
私は個人的に女性の野太い声は好みではないが、ドリカム吉田美和よろしく本当に歌唱力を有する歌い手にかかるとそれもどこ吹く風という感じである。
またカラオケの影響か高音の歌が好まれる昨今において、最近のJ-POPみたいにファルセットっぽい裏声を多用した歌い方とは一線を画す歌唱だ。
別に今のJ-POPのファルセット使いに苦言を呈するわけではないのだが、本来黒人のR&Bシンガーが持ちうる声、歌い上げをイギリス国籍のアニーがやることに価値がある。
また当時あの天才プリンスも「When Dove Cry」で同様のエレクトリックポップで評価を得たように、当時としては斬新なアレンジにもデイブのセンスを感じさせる。
おりしもミュージックビデオ全盛時代。
アニーの中性的ファッションと相まってブレイク。後の活躍はご存知の通り。
実際この曲が代表作っぽい扱いをされたわけではなく「ヒア・カムズ・ザ・レイン」や先程の「ゼイ・マスト・ビー・ア・エンジェル」などが代表作とされるわけでデイブの世に自分らの名前を出すという意思であえて取った路線の曲といえる。ウラを返せば、「時代を読んだ」人かもしれない。
でもそれだけではなくイギリス出身なのに何故か理由はしらないがアメリカでもイギリスでもなくドイツを初めの活動の場と選び口コミで世間に名前を知らしめたのはやはり実力があると言わざるを得ない。
それはさておき
やっぱり元々が綺麗だとこのような坊主に近いベリーショートでもカッコイイですなぁ。
やっぱりこれは外人の特権なのか?
剛力ダンスでの体の切れは完全に上だけど、ベリーショートの似合い方は峰岸ちゃんもお手上げって感じだね。