ザクとは違うのだよ、ザクとは

ついでにグフについて触れておきましょう。


ジオン公国は地球侵攻に向けMS-06FザクⅡを地上用に改修したMS-06J陸戦用ザクを投入しましたが、元来宇宙用に開発された機体の改修には限度があり新たに陸戦用の開発が急務でした。

そこで地球侵攻作戦によって制圧した北米キャリフォルニアで設計並びに開発が進められ、ジオニック社によって陸戦型ザクベースにプロトタイプ・グフYMS-07が完成します。

派生までいくとかなり長くなりますので今回は割愛。


「ザクとは違うのだよ、ザクとは」

じゃあ、実際ザクとはどの様に違ったのでしょうか??


まずグフは爆撃機ドダイとの連携攻撃を当初から想定されて開発されていた為ザクでは指揮官機用だった頭部通信アンテナが標準装備されています。

また連邦軍のMS開発ならびに戦闘データを考慮して開発されている為格闘戦に優れています。

胸部装甲の強化、、ザクⅡでは右肩に固定されていたシールドを取り回しのいい左腕部に設置、機体本体への固定武装の追加、両肩に追加された大型固定スパイクアーマーの追加などです。

機動性では陸上における運用の為ラジエターの大型化と共に軽量化が図られ、バックパックはYMS-08高機動試験機のデータを元に製作されザクⅡよりも20%以上の性能アップとなっています。

それこそザクとは別物だったわけです。


しかしながら白兵戦を重視した本機は高性能で熟練パイロットには好まれましたが、一般パイロットには操縦性に難があり扱い辛く、また武装が接近戦に特化しすぎの為、量産型には若干の変更が加えられる結果となりました。

ラル搭乗機体はプロトでしたが、それこそラルであったからこそ性能を発揮したと言えますね。


また本機の派生においてMSを飛行させる計画が在りましたが結果は芳しくなく失敗に終わりました。

しかしながら、その技術の副産物としてホバー走行にめどが立ち、ツイマッド社のドムでのMSの行動半径拡大への道を開くこととなります。

これがアニメ版ファーストガンダムでの黒い3連星搭乗のドムの描写へと繋がるわけです。