昨日は、僕に料理の大切な部分を教えてくれた

恩師でもある、フランコと共通の知人(僕のオリーブオイルの先生です)

に夕食の招待を受けていたので、彼の自宅のある

マテリカという町へ車で向かいました。


僕の住むところからだたと、マテリカへ行くには

丘陵地帯を抜け、ウンブリア州へと続くアペニン山脈

の麓の渓谷地域へと向かう感じになります。


また、ワインに詳しい方なら、マテリカというと

ヴェルディッキオ・ディ・マテリカを思い浮かべる

事と思います。

そうです、ヴェルディッキオの生産地域として

有名なマテリカです。

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僕の住むところは、ヴェルディッキオの生産地域で見ると、

アドリア海側の北から南へと伸びる広い生産地域の

カステッリ・ディ・イエージ地区に入ります。

それとは反対に、マテリカの地区はとても特別な気象条件

と、土壌条件により、同じヴェルディッキオ種でも

異なった個性を持つワインになります。

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モンテプルチアーノ種は、他の品種と比べ、強いタンニンと、酸

を持つ為、しっかりと完熟させてから収獲することで、

味のバランスが取れるんだそうです。


下の写真の、僕の恩師でソムリエ&スローフード協会のマルケ州代表

を勤めた経験のあるがそう言ってました(笑)


いつも、勉強にナル一言をありがと、フランコ!!
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彼の立ち上げた、WEB情報サイトでは、彼の愛するマルケ州

の魅力や、歴史、文化、グルメ情報などを、5ヶ国語で(伊・英・独・日・中)

紹介しています。

僕も、日本語の翻訳に協力していますので、

宜しかったら是非、覗いてみてください。

http://www.verdicchioconeronews.com/lng/jp/home-jp.htm

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ヴェルディッキオ種のブドウは、もう収獲が終わっていました。

今年は、ブドウにとっては難しい年であったようです。

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僕の住む丘陵地帯では、秋になるとこの様な光景を

良く見かけます。

畑に転がっている丸い物体は、家畜野、動物などの

餌になる干草です。



僕の住む、マルケ州の田舎からバス~電車と乗り換え

約8時間かけ会場に到着しました。


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イタリアのピエモンテ州に本拠を置く

スローフード協会とピエモンテ州の共催により

1996年に始まった、この食の祭典”サローネ・デル・グスト”

は、二年に一度開催されるイタリア最大の食の見本市です。


僕も、2002年に開催された際には、

当時働いていたマルケ州のお店の看板料理であった

”ズッパ・ディ・チチェルキア”(スイートピーの豆のポタージュ)

を提供する会場内のブースで調理してたんですよ。

そして、5日間トータルで千数百食も売り上げました。


ちなみに、当時のシェフの「俺は行きたくない」という一言で、

僕一人派遣されたんですよね・・・イタリア的ですよね(笑)


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世界各国からテレビや各メディアの取材が、本当に沢山来ていました。


何個もあるパヴィリオンの、イタリア各州の特産品や

スローフード協会がプレシーディオに認定している食材

を紹介している所に目標を絞って、早々と見学をスタートしました。

なにせ大きいので、全部を見て回るのには、最低でも2日はかかります・・・


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ちょっと、わかりにくい写真で申し訳ないのですが、

ピエモンテ州クーネオ名産のパプリカです。

とっても肉厚で、まん丸なかわいらしい姿は唯一な存在です。


もちろん味も濃厚で香りは繊細なとっても美味しいパプリカですよ。


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このおじさんとは、マルケ州の私の友人(オリーブオイルのソムリエ)

と、熱い討論を交わしていた最中・・・

ずっとうんうんと相槌をうたされていた仲です(苦笑)


しかも、この写真のお皿に乗っている、

"マッツァ・フェガト 伊:mazzafegato"の伝統的な作り方についてでした・・・

(豚肉のサルシッチャで、一般的には内臓の入ったものをさします)


このおじさんは、ウンブリア州の人で、彼の地方では、

このマッツァ・フェガトは、内臓(イタリア語ではフェガトです。 伊:fegato)

を入れず、その他の内臓類を入れて作るのが伝統的なんだと説明したとたん、

私のマルケ州の友人は、マルケ州に伝わるマッツァ・フェガトには、

伝統的に内臓を入れて作るんだと反論、

その後は、まるで子供のような討論が繰り広げられ、

終いには、私の友人の「その名の通り、フェガト(内臓)が入らないんなら、

マッツァ・フェガトじゃないじゃん!」という一言で

判定の結果ドロー的な結末を迎えました。


でも、険悪な雰囲気にならずに熱い討論が出来るこの人達って、

やっぱり素敵ですよね!?


そうそう、このおじさんのところでは、やっぱり私の友人のような人

が沢山いるようで(笑)、フェガト(内臓)入りのもの作っているんです!!!えらい。


味は、レバーや、内臓の臭みが全くなく、ニンニク、柑橘類とウイキョウの花の香り

が華やかで、食感もとってもなめらかで美味しかったです。


レバー入りのほうが、やはり濃厚で味に深みがありますが、どちらも本当にナチュラルな

豚の味がしっかりした味でした。


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これも、ウンブリア州のブースで見つけた、古代品種のインゲン豆で、

ファジョーリーナ・デル・トラシメーノ 伊:fagiolina del trasimenoと言います。

その名の通り、豆は小粒で、トラシメーノ湖の周辺の小さな生産地域内で収獲されます。


写真の袋の中を見ると、何色も違った色の豆が混ざっていて

数種類の品種の豆をブレンドしたように思われると思いますが、

これも、この品種の特徴で、黄色がかった白色が一番多いのですが、

オレンジがかったレンガ色や、黒色、栗のような茶色そして、様々な色の

斑点模様など様々な模様や色になるんです。(全て自然とです!)


食感は、皮が非常に薄く、滑らか。味は、日本人にはなじみのある

小豆などに似た香りがあり、しっかりとした味でした。

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そしてマルケ州です!!

上は、羊乳で作られるチーズ

”ペコリーノ・デイ・モンティ・シビッリーニ 伊:pecorino dei monti sibillini”です。

下は、淡い桃色の果肉が綺麗なリンゴ 

”メーレ・ローザ・デイ・モンティ・シビッリーニ 伊:mele rosa dei monti sibillini”です

両方の名前の共通点、モンティ・シビッリーニとは、この二つの食材の

生産地域であり、欠かすことのできない山岳地帯の名前です。

標高は2173mもあり、現在は国立公園として保護されています。


羊乳で作られる、ペコリーノは、この山岳地帯の羊飼い達により古くから

伝統的に作られてきたチーズです。

もちろん自然の多いこの地域で育った羊乳のみを使い作られ、

製造後、1ヶ月から数ヶ月と様々な熟成度合いで食される。

味は、とってもすっきりとしたピュアな味の非熟成タイプ

から、コクと心地好い辛味の深い味わいの

熟成し黄色みを帯びた熟成タイプと、この日は、三種類ありました。

ワインが進んじゃいますよね・・・ほしかった(;。;)


そして、リンゴ。凄いです。。。
何が凄いのかというと、その香りの華やかさ、そして強さ!!

果肉もしっかりと詰まっていて、まるで無理やり詰め込んだみたい!!

甘味も強く、十分な酸味と絶妙のバランスです。

これをスライスしただけで、もう完璧な前菜です。

ペコリーノの中程度熟成した物と、非熟成の物を添えたら、

星付いちゃいますね。


このリンゴは標高450~900mほどの山岳地帯で栽培されるます。

そして、熟してくると緑色に赤やオレンジがかった黄色といった色が

はいって、まだらな感じのカラフルで、かわいらしいリンゴになります。



今回は、ファットリア・レ・テラッツェというワイナリーの

サッシ・ネーリ2005を紹介します。


こちらのワイナリーは、アドリア海の真珠とも称される

有名なコーネロ山や、山の間の入江の美しい砂浜が

有名なポルト・ノーヴォのある、コーネロ地区に位置します。

このあたりは、海と山という大きく異なる気象条件が

混在する為、とても特殊な気候条件になります。


その為、地中海性気候の影響で、この周辺には様々な

野生植物が生息していて、その光景からは力強い生命力

を感じます。


数多い植物の中でも、西洋ヤマモモの樹木は、

コーネロ山の名前の由来にもなっていて、古代ギリシャ語

で、西洋ヤマモモの樹木を意味するkòmaros

という言葉からきているそうです。


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そして、マルケ州を代表する赤ワインでDOCGの認定を

受けているロッソ・コーネロの生産地域のちょうど中心に

位置するこちらのワイナリーは、1882年創業の歴史ある

老舗のワイナリーなんです。


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ファットリア・レ・テッラッツェ

Fattoria Le Terrazze

サッシ・ネーリ2005

Sassi Neri 2005

ロッソ・コーネロ・リセルヴァ

Rosso Conero Riserva


色は、モンテプルチアーノ種特有の深く濃い赤ルビー色で、

適度な粘度があり、十分なボリューム感が見て取れる。


香りも、まさにモンテプルチアーノという熟した赤い果実や

森の木の実といった果実味と、やや萎れた赤い花の香り

が広がり、バニラ、タバコ、カカオなどの樽香が深みを与え、

余韻に残る天然エナメルの香りが個性的です。


口に含むと、豊かなアルコールの作り出すボリューム感が

口中に広がり、モンテプルチアーノ種の力強いタンニンと

酸味が心地好く引き締めていて、余韻も非常に長く楽しめます。


すでに十分なほど飲み頃を迎えているが、力強いタンニンと、

酸味をもっていて、更なる熟成への期待を持たずにはいられ

ない一本ですね。


総評: 樽の香りが、深みとボリューム感を与えつつも、決して

     モンテプルチアーノ種の特徴を消していない。タンニンも

     酸味も、無理に丸くしようとしていないので、5年経過した

     現在も、若々しさすら感じる。数年後に再び飲んでみたい

     ワインでした。