先日、富山観光してきたときに、富山市内の移動に路面電車を多用しました。

 

ある程度大きい市街地だと、自家用車での移動はかえって不便な場面が出てくるものです。

目的地まで直接行けるのは自家用車の最大のメリットです。しかし、市街地では渋滞に巻き込まれたり、施設の駐車料金が高いなどの理由から、公共交通機関を利用したほうが便利な場合もあります。

この点公共交通機関は、停留場から目的地まで若干距離があることもあり、そうなると徒歩での移動が前提になってきます。ここは自家用車と違って不便なところです。

ただし徒歩での移動なので、クルマとは違って途中の店に寄り道もできるし、狭い路地にも入る事ができるので、目的地単体だけでなく、周辺地域も合わせた経済活動が期待できます。

考え方を変えれば、「停留場から目的地までの間の動線自体が、1つの商業施設のようになる」というふうにも見えてきます。

 

今回の富山旅行は、路面電車に乗ること自体が目的のひとつでもあったので、乗ってる間は純粋に楽しかったです。栃木に帰ってから家でくつろいでいるときに、ふと上のような考えがよぎった次第です。