ジャズをテーマにした2幕はオギー演出が冴え渡るお気に入りのパートです。めくるめくような展開なので、全てを拾いきれてないと思いますが、書き留めてみます。
※思い付いた時、随時加筆してます。

■2幕
ピアノの音。下手に未沙のえるさんと出雲綾さんが退屈そうに座っています。カーテンが上がると白いグランドピアノを弾く麻路さきさん。上手には羽純るいさんと南海まりさん。居眠りしてます。つまり、マリコさんの奏でる曲がイケてないってことなのかな。
曲は甲斐先生のオリジナル、ジャズの誕生。プログラムの解説によると、荻田先生のご希望で、既存の名曲を並べるのではなく、オリジナルで…ということで作られたそうです。



最初は現代的なゴスペル。安寿ミラさんが黒のシャツとパンツにスパンコールのついたロングジレっぽい衣装で登場して踊ります。JAZZの妖精的な存在のようです。

アンサンプルダンサーたちもわらわらと登場。超快速なスイングジャズへ変わり、夢華あやりさんがキレの良いダンスを披露してました。星奈優里さん、彩輝なおさんに続いて、朝海ひかるさんが黒の上下にスパン付きベスト、シルバーのキラキラベルトの衣装で、湖月わたるさんと同じくらいのタイミングで出てきて踊ります。ここではヤンさんとコムちゃんのダンスが見られます。
そして、50年代のゴージャスなアーヴィング・バーリン風のジャズ(甲斐先生の解説によれば)。峰さを理さん、剣幸さん、杜けあきさんがシンガー(Diva)。曲のイメージに合わせて、黒いロングドレスの娘役陣は紫ともさんがモンローみたいな金髪、紫城るいさんがブルネット、彩乃かなみさんがブロンドのショーヘアだったかな。かなみんはタキさんと歌ってました。それにあわせてヤンさん、わたるくん、ゆりちゃんが踊って。引き続き、わたるくんが歌うのですが、両サイドで大真みらんさんと彩海早矢さんが踊っていてカッコ良かったです。続いて、ヤンさんの歌の場面ではマリコさんも絡んで楽しそうでした。
ビートが変わって、ウタコさんの歌。美鳳あやさんのダンス。ヤンさん、マリコさん、紫さん、るいるい、わたるくんが出ていたと思います。ヤンさんがビートにあわせてマリコさんにパンチしたりして、ちょっとコミカルな感じでした。
マリコさんがピアノを弾き始めるとカリンチョさんが登場して歌います。ここからがブルースかな?ゆりちゃんのダンス。パンツ姿でスタイリッシュな印象。
峰さんの歌で謎の美女・サエちゃんが美しいドレス姿で登場。母の顔も覚えていない…みたいな歌詞で歌っていました。

教会音楽みたいな曲。ヤンさんの歌。ピンクベージュの素朴なワンピースに裸足の出で立ちでコムちゃんが登場し、椅子に座ると、その前でサエちゃんをシンガーたちが取り囲み、入れ替わるようにコムちゃんが椅子の上に立ち上がる演出。

コムちゃんが憑かれたように踊り狂います。なんというか、プリミティブで、生け贄を捧げる儀式のような振り付けでもあり、ジャズの起源のイメージなのかなぁと思いながら見ていました。恍惚とした表情のコムちゃん。宝塚では見られない場面かもしれません。甲斐先生のコメントを読むと、ブードゥーという儀礼音楽のようです。コムちゃんのダンスは現役時代のシャープな動きと優雅な手の表情は変わらず、年齢を重ねた故の情緒性というか、厚みが出たというか、美しいだけではなくて、表現力が増した感じで圧巻でした。荻田先生ならではのコムちゃんの使い方、大好きです。
次はサンバ調のリズムになり、ブラジルカラーのフリフリ半袖が付いた黒スパンのミニワンピに黒スパッツのわたるくんとゆりちゃんがアンサンプルダンサーたちと踊ります。わたるくん、まるでニューハーフでした(^ω^) 歌は峰さん。

ヤンさんも再び現れ、ソロダンスを披露。ヤンさんのダンスも53才とは思えないキレ。日頃の鍛練を怠ってないんだろうなぁ。ボディラインに無駄がないです。
ジャズの誕生ブロックのラストはバリ風リズム…と思っていたのですが、どうやらジャズの原点・アフリカのようです。コムちゃんはグリーン系のバティックプリントみたいな生地の衣装で、下手側で踊っていました。力強さとしなやかさを兼ね備えた動きが凄いです。
舞台は暗転し、上手袖から未沙さんに伴われて水夏希さん登場。



マリコさんがワンノートサンバを弾き始め、水がピアノに近寄り、マリコさんの方を向いて歌います。下手から登場したウタコさんが水の背後に立ち、歌い次ぐと、ミズがビックリしたように振り返ります。未沙さんも加わり、変な歌詞で歌うと顰蹙を買う…みたいな笑いどころもあって。
そして、水の独唱。マリコさんの伴奏でした。水は今日が最終日だったんですね。
ヤンさんのダンスを皮切りに、ジャスメドレー(Alexander's Ragtime Band)へ。ストライプシャツにパンツ、ダービー帽のコムちゃんも登場し、ミズと二人で踊ったり歌ったり、ディキシー風の曲でわたるくんとコムちゃんが踊ったり、ヤンさんも加わって、めっちゃ小粋なダンスをカッコ良く踊ってくれたりと、宝塚のソング&ダンスを堪能できるクライマックスで、目がハートになっちゃいました。