先日、ヴァージニア・フェイト著『ミセス・マーチの果てしない猜疑心』を読み終えました。
積読が山ほどあるのでなるべく買わないように…と心掛けてるのですが、たまたま、この50’sを連想させるタイトルと表紙の装丁に惹かれ立ち読み……うん、なかなか面白そう✨…と背表紙までめくったら発売日当日のホヤホヤ本だった。
そんなことを”縁だから”と思い込み購入。帰りのバスから読みました。
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人気作家の妻、ミセス・マーチは誰もが羨む幸福な日々を送っていた。
しかし、夫の新作小説の主人公である醜い娼婦は自分をモデルにしている
という不名誉な噂により精神のバランスを崩してしまう。
誰もが私を馬鹿にしているにちがいない、
この家にはゴキブリがいるにちがいない、
世間を賑わす殺人犯の正体は夫にちがいない。
(出版社レビューより)
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ネタバレしない程度に感想。
ミセス・マーチのね、語り、思い込み、そして唐突に始まる幼少期の思い出。
話しが進んでいくと徐々におかしな点が明白になってくる。
すでに映画化も決まっているらしい本作。
ミステリーというより幻想文学を読むつもりで挑んだ方が面白いかも。
ハラハラ、ドキドキ。って類の小説ではないけれど、
少しづつ暴かれていくミセス・マーチのおかしなところ?
私は結構好みだった。
メルヘン好きな人。
サイコパス好きな人。
お薦めです。