イーサン・ホークの自伝的小説をイーサン・ホークが映画化。

思った以上に良かった~。
系統としては「(500日)のサマー」のリアル版。
あれはキレイ過ぎた。こっちは痛いほどよくわかる~。
振られた側のかっこ悪さを目の当たりにしてしまって
なんかもう身につまされてしまう感じが痛い~…
メキシコでの1週間はとっても素敵だったけど。
あの1週間があってこその悪あがきなのよねえ。
主人公はイマイチ冴えん男ね。
イーサン・ホークは自分の若い頃を
変な顔の男に演じさせるきらいがある…。
自己評価が低いんでしょうか。
整形でもしたわけ?昔は変な顔でしたカムアウトなの?
「痛いほど~」の主人公を演じるのは、マーク・ウェバー…
…マーク・ウェバー…あんた誰?!

この人がのちのち、
ユマ・サーマンと結婚する男になるとは思えないですけど。
そもそもこの人俳優なの?ほんとに?
「俳優業は順調だよ!」に全く説得力ないよ?
サラと出会った日の階段でのキスシーン…
き、決め顔が面白かったよ?(悪口言ってごめんなさい)
誰も覚えてなさそうな「テイキング・ライブス」では
ポール・ダノがイーサンの少年時代を演じていたっけ。

オーラなし。
まあポール・ダノは不思議な魅力が
あるからいいとしよう。(上から目線)
この「痛いほどきみが好きなのに」って、
なんとなく、イーサンがほんとに付き合ってた人との話だと
思ってたんだけど、そうではないのね。
サラのモデルはいないらしい。
お母さんのアドバイスはほんとに言われたことらしいけど。
だから役者休んで大学行ったんだねー。
原題「The Hottest State」の
「最も暑い州=テキサス」と「付き合ってる2人のアツい状態」が
うまいことかかってるな~。邦題は長すぎる。
最近は恋人たちの一瞬の輝きを見ると切ないです。
2人だけの世界は長続きしないのわかってるから、
余計輝いて見えるな~。
そんな若い恋人たちの一瞬の輝きが、
キラキラさわやかに描かれて好きな作品になりました…
でも「過去をふり返ってはいけない、前を見るのよ」メッセージも
自然に伝わってくるし、サラとウィリアムの最後の会話もイイ。
サラの歌に「Do you speak English?」がかぶったりして
二人の短い思い出が走馬灯のように駆け巡る…
イーサン・ホーク、なかなかのもんだね~!!(上から目線)
そして、自分を捨てた父親をイーサン自身が演じているのは
どんな心境なんだろう…ほんと只者じゃないイーサン!!
この作品見たら、イーサン・ホークを見る眼が変わる。
あと、キラキラとジタバタに切なくなる~。
もう20歳には戻れないのです…。