『ずっと忘れないよ
君と出逢った頃の
弾むような胸の鼓動』

14歳のあたし

あの頃のあたしは
純粋に人を想うことを
ちゃんと知っていた



ただひたすらに
貴方を想い続けた

それが報われぬ想い
そうわかっていても

想い続けることを
止められなかった

貴方のことが好きだから



『いつか忘れられるかな
君と出逢った頃の
弾むような胸の鼓動』

28歳のあたし

あの頃のあたしと
同じだけの歳を重ねて
辿り着いた答えは忘却


あたしの心はもう
貴方を想い続けられない


本当は違う
諦めと願いの狭間で

光が射すことを
信じ続けている


それでも…
心まで消えてしまいそう