もう笑えない
そうわかっているのに
貴方の笑顔
貴方の言葉
貴方の記憶
想い続けることが誇りだった
ただひたすらに愛し続けることが
あたしを突き動かす想い
今は錆びれた遠い過去
あたしが生きてきたこの命
何にも恥じることない尊く潔いもの
それが貴方への想い
届かぬものなら
伸ばした手を戻せばいい
叶わぬ想いなら
想うことを止めればいい
そう何度も自分に言い聞かせては
逃れ続けてきた日々
けれど
もうここでさよなら
実らぬ想いは心の奥底に
心の扉の鍵は砕いてしまおう
貴方を愛し続けられぬのなら
もう誰も愛さないように
愛なんて所詮
儚く散る夢幻
あたしはただ
貴方の帰る場所でありたかった