最近、テレビを観ていて、名前が出てこない。夫婦して、「あの人」「どの人」「ほら、この人」と名前が出てこない。思い出すのがもどかしく、どちらかがスマホで検索して「あーそうだった」となる。
情けない。脳は確実に衰えている。名前が出てこない頻度は増すばかり。一体、いつまで正気でいられるのだろうと考えたりする。
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数ヶ月前、「さんまのまんま」に瀬戸内寂聴氏が出演しているのを観た。寂聴氏はさんま氏と冗談を言いながら会話していた。96歳という年齢を考えると、会話が成立するだけで驚異的だと思った。親の介護の際に見かける高齢者の様子を思い出すと、ホントにそう思う。
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最近出た本だが、ここでもホントにお元気な様子が分かる。病気がいろいろとあったようだが、会話はきちんと成立している。寂聴氏には、いろんな対談本があるようだが、これは相手が伊藤氏で、伊藤氏がいろんなことを打ち明けながら対談するので、面白かった。
この本の中で、伊藤氏が「寂聴氏から勧められて読んだ、梯久美子著「狂うひと」がほんとに面白かった」と語る。私も以前に記事にしているが、この本はホントに分厚い。この本を90代半ばの寂聴氏は読まれたことに驚いた。目も脳もお元気なのだろうなと。読む気力も。
そこで、寂聴氏が最近書かれたものに興味をもった。「最後の長編小説」とあった。
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いのち
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ジャンルは小説とあるが、寂聴氏の最近の入院のことや秘書のことが出てきた。過去に出会った作家や著名人たちが実名で登場し、やり取りの様子やそれぞれの最期の様子が語られていた。
95歳が書いた小説はどんなものかという不純な動機で開いた本だったが、年齢を感じなかった。分厚い本だった。お元気だなーと感心。
最近「90歳、何がめでたい」等が売れている佐藤愛子氏の本も読んだが、字が大きかった(この方も95歳で次々と出版されている)。それらに比べると、この本は分量もすごい。恐るべき90代だと思う。
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先日、脚本家の橋田寿賀子氏をテレビで観た。こちらも現在93歳。今も執筆しているとか(時々、かの有名なドラマはあってるもんなぁ)。司会の坂上氏との会話のやり取りもしっかりとしていた。
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元気な方は超高齢になっても、ホントにしっかりしている。身体は衰えても、脳の機能はしっかりとしている。文章を書き続けるという行為が脳を活性化しているのかもしれない。また、橋田氏はお手伝いさんが5人いると言ってた。他の方もそうかもしれない。そうした環境も影響しているのかもしれない。普通は、90代になったら、施設に入って何をすることもないだろうから。でも、どんなに老いの環境がよくても、脳がしっかりしていないと、それこそしっかりできない。
ずっと読み書きを続ければいいのだろうか。読み書きできるという目の健康も重要なのかな。スマホにパソコンばかりしている私は不安だな。

