角田光代「人生ベストテン」 | ~心のポケットに~

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さらさらと零れ落ちていく日々・・・だからこそ書いてみたい。


ちょっと前に、時間潰しに立ち寄ったブックオフで買った。


ブックオフは、客が入店すると「いらっしゃいませ、今晩は」

とバイトの若者が口々に大きな声で迎えてくれる。


でも、返事する声もなく、バイトの若者の大きな声が虚しく響く。

どんな店でも客を大きな声で迎えるのに、なぜかブックオフは気になる。


そんなことを考えながら、店内を歩いていたら気づいた。

店内が静かだし、音楽もかかってないからだ。


いろんな店は賑やかな話し声やBGMがあるから、気にならないだけか。

一人で納得した^^


★★★

人生ベストテン (講談社文庫)/角田 光代
¥490
Amazon.co.jp


短編集で、六つの作品がある。


なかなか面白かった。でも・・・しばらく経つと、内容を忘れる?

やっぱり短編集はよほどインパクトがないと、過ぎ去ってしまいがち^^


確かに、それぞれにインパクトはあるのだが・・・


表題の『人生ベストテン』では、未だに中学時代につき合った男の子が忘れられず、思いきって同窓会に出かけていくのだけど・・・・。


また、『貸し出しデート』では、離婚を目前にし、意を決して男を調達しデートをするのだが、やってきた男は横着な態度でふてぶてしい・・・


『飛行機と水族館』では、飛行機で隣り合わせた女は泣いて身の上話をするし、『床下の日常』では、クロス屋をやっていて、その住人に昼食をご馳走になるし、『観光旅行』では、イタリアの傷心旅行中に喧嘩ばかりの親子に付きまとわれるし、『テラスでお茶を』では・・・・・


書いていて、気づいた。

見知らぬ人が登場し、自分に関わってくる話ばかりだ。


一つの人間ウォッチングの物語でもある。


いろんな人が登場し、どんな人?どうなる?

そんな思いで、ページをめくる。





『人生ベストテン』では、主人公はいつも寝る前に考えている。

自分の中の人生で起こったことのベストテンを。自虐的に。


ん・・・・ベストテンか。

私も考えていたら、眠れなくなりそうだ^^