草が頬をくすぐる。
背丈ほど伸びた草をカマで刈る。
草の茂みに隠れるように草と格闘する。
早朝1時間ほどと決めて刈る。
でも半時間ほど夢中になり過ぎて間延びする。
明日で小さな畑がおおよそキレイになる。
亡母も汗を掻いて畑を耕していたからね?
私もできるはず・・・風が母のほほ笑みまで運んできて
心地よい早朝のひとときだ。
ゲートタワー54Fの七夕の夕べで
虹のカクテルを作って頂く
フランス在住のバイオリニストの奏でる調べ
フランス料理の美味
36年この地で暮した甲斐があった
昭和の匂がするニコニコマークの九ちゃん。
昔、田園調布にあった田園コロシアムの星空コンサートの思い出が
九ちゃんのナツカシイ歌声がヨミガエル
畑ではフヨウが一日花を咲かせて
柿が青い実をふくらませて
スダチはお盆過ぎには採れそうだし
やけに赤いグラジオラスが夏を演じて
草を刈れば穏やかな畑になるし
なつかしい想いでまで運ぶし
気持ちよい風と母の柔和な笑顔
たまらなく愛しい早朝の風