義父が亡くなる2週間くらい前のこと。




転倒してしまったことがありました。








そのとき、

旦那さんはとても驚いて、動揺して、

バタバタと動き回っていたのですが、


私は

そんなときでも

わりと落ち着いて対応できます。







あわてふためいている旦那さんを見て

義父は


「まったく、男はダメだな」

と言って、


舌をペロッと出し

いたずらっこみたいに笑ったんですよね。



そのお茶目な笑顔が

なんとも義父らしくて

よく覚えています^^







退院する前にむ、

看護師さんに

「心配なことはありませんか?」

と聞かれていたけど、



「うちは、嫁がしっかりしてるから大丈夫」

「心配はない」


と言ってました。




心配なんて

あげたらキリがないほど

あったかもしれないけど、



それでも

私を信頼してくれてることは

分かっていたので、


信頼して、

任せてくれてありがとう

と思いました。







「看取る前提の介護に不安はなかったの?」

と、いろんな人に聞かれますけど、


不安はあったし

自信なんてなくて、




逆に、あったのは、



ただただ、

「やる」

ということだけ。




できるかどうか?

じゃなくて


「やる」






やるとなれば、


あとは

協力してくれる人

味方になってくれる人にどんどん声をかけて、


できることはぜんぶやる。



ただ、それだけです。







「強いよねー」

と言われますけど、


強いのかどうかは分かりません。



ただ、私は、


目の前で

いのちの最期を迎えようとしている人と

真剣に向き合いたかっただけだし、


それが自分にとって

「したいこと」



それだけでした。







死と向き合い、受け入れるのは

難しいことかもしれません。


でも、


死と向き合い、受け入れることは


そのまんま


自分と向き合い

自分を受け入れることにも

繋がると思っています。






また、

こんな話も書いていきたいと思います。




ヨメ